記事・レポート
「アメリカ大統領選挙から、アメリカ社会を考える」
更新日 : 2008年06月30日
(月)
第17章 オバマなら、中東やアフリカから評価される国にできる
ジェラルド・カーティス: もう1つ駄目だと思うのは、「どうしてもワシントンで働きたい」という人たちがいるのです。そのために、いろいろな運動をする人が非常に多いのです。カーター政権にいた人たち、70年代後半に活躍した人たちが、今度ヒラリーになったら、またワシントンに戻ろうとしています。嫌ですね。やはりジェネレーションチェンジが必要だと思います。
オバマになれば、専門知識を持っている年配の人を何人かは使うと思いますが、もっといろいろな若い人たちを連れてくると思います。オバマは民主党によくある意識とは違うものを持っています。オバマのような人がもっとたくさんワシントンに行けばいいなと思います。そういう観点からしても、この選挙はすごく面白い。
おそらく2、3週間のうちにアメリカに初めての黒人、アフリカン・アメリカンが公式に大統領候補に決まるでしょう。一番みんなが心配しているのは暗殺されるのではないかということです。そうならないようにシークレットサービスが一所懸命に守っていますが、アメリカはどこにいっても銃があります。たくさんの人たちが銃を持っていて、非常に心配です。
オバマが大統領になれば、アメリカに新しい活気が出てくる。それにアメリカの大統領の顔が黒いということを中東やアフリカの人が見たら、アメリカに対しての全世界の評価が随分いい方に変わっていくと思います。
オバマになれば、専門知識を持っている年配の人を何人かは使うと思いますが、もっといろいろな若い人たちを連れてくると思います。オバマは民主党によくある意識とは違うものを持っています。オバマのような人がもっとたくさんワシントンに行けばいいなと思います。そういう観点からしても、この選挙はすごく面白い。
おそらく2、3週間のうちにアメリカに初めての黒人、アフリカン・アメリカンが公式に大統領候補に決まるでしょう。一番みんなが心配しているのは暗殺されるのではないかということです。そうならないようにシークレットサービスが一所懸命に守っていますが、アメリカはどこにいっても銃があります。たくさんの人たちが銃を持っていて、非常に心配です。
オバマが大統領になれば、アメリカに新しい活気が出てくる。それにアメリカの大統領の顔が黒いということを中東やアフリカの人が見たら、アメリカに対しての全世界の評価が随分いい方に変わっていくと思います。
「アメリカ大統領選挙から、アメリカ社会を考える」 インデックス
-
第1章 オバマは黒人に対するアメリカ社会の意識変化をもたらした
2008年05月21日 (水)
-
第2章 複雑なアメリカ大統領選挙の仕組みを簡単に説明します
2008年05月22日 (木)
-
第3章 オバマが躍進できたのは、複雑な選挙のおかげ
2008年05月26日 (月)
-
第4章 民主主義国家らしくない党員集会
2008年05月27日 (火)
-
第5章 日本の現職政治家が恐れる「インターネット革命」
2008年05月28日 (水)
-
第6章 JFKの再来か?政治に無関心な人が振り向いた!
2008年05月30日 (金)
-
第7章 ヒラリーが嫌われる理由。このままでは民主党が自滅する
2008年06月02日 (月)
-
第8章 オバマとヒラリーの支持基盤は、こんなに違う
2008年06月03日 (火)
-
第9章 ヒスパニックの増加は、日本の自動車メーカーにも影響を及ぼす
2008年06月04日 (水)
-
第10章 黒人がオバマを支持しないのは、潜む差別と共和党への拒絶感
2008年06月05日 (木)
-
第11章 オバマに可能性が出てきた!アメリカ社会の変化の兆し
2008年06月09日 (月)
-
第12章 ヒラリーを強く支持しているのは、45歳以上の女性
2008年06月10日 (火)
-
第13章 マケインには、21世紀の外交を任せられない
2008年06月12日 (木)
-
第14章 テロが起きたら、マケインが勝つ
2008年06月16日 (月)
-
第15章 政治家にとって一番大切なのは、経験ではなく希望
2008年06月18日 (水)
-
第16章 官僚制度も悪くない!? 政治任命すると官邸機能が麻痺する
2008年06月23日 (月)
-
第17章 オバマなら、中東やアフリカから評価される国にできる
2008年06月30日 (月)
-
第18章 中国が目指しているのは「超大国」。「経済大国」ではない!
2008年07月07日 (月)
-
第19章 拉致問題に固執する日本は、世界から孤立する
2008年07月09日 (水)
注目の記事
-
09月26日 (火) 更新
六本木アートカレッジ
2022-2023年の六本木アートカレッジ <未来を拡張するゲームチェンジャー>」では、新しい価値を生み出す5名のゲストを招き、トークイベン....
<未来を拡張するゲームチェンジャー>イベントレポート
-
09月26日 (火) 更新
アークヒルズライブラリーのご利用、ありがとうございました
2023年6月30日に閉館するアークヒルズライブラリー。懐かしいイベントや周年パーティー、メンバーの皆さんからの声などをご紹介します。10年....
-
09月26日 (火) 更新
アートは新しい資本主義を作ることができるのか?
アートを通じて資本主義の先を見据えるアーティスト・長坂真護氏、アートと資本主義の関係を考察されてきた社会学者・毛利嘉孝氏、スイスのビジネスス....
~サステナブル・キャピタリズムの可能性~
現在募集中のイベント
-
開催日 : 10月12日 (木) 18:30~20:00
World Report 第5回 地中海発 by 村山祐介
いま世界の現場で何が起きているのかを、海外在住の日本人ジャーナリスト、起業家、活動家の視点を通して解説し、そこから見えてくるものを参加者の皆....
「欧州を再び揺さぶる移民・難民問題」
-
開催日 : 10月11日 (水) 19:00~20:30
身体の不思議~『ブラック・ジャック』が問いかけたこと~
東京シティビューで開催する「手塚治虫 ブラック・ジャック展」東京会場の公式ファシリテーターを務める宮田裕章氏(慶応義塾大学教授)と全2回のト....
-
開催日 : 10月05日 (木) 16:00~17:00
いま命を描くとは~『ブラック・ジャック』が問いかけたこと~
東京シティビューで開催する「手塚治虫 ブラック・ジャック展」東京会場の公式ファシリテーターを務める宮田裕章氏(慶応義塾大学教授)と全2回の....