記事・レポート

ミサコ・ロックス!が体現するアメリカン・ドリーム

米国発、オンリーワンの日本人漫画家が切り開くティーンコミック市場

更新日 : 2010年09月21日 (火)

第6章 憧れのアメリカで受けた差別。異文化の架け橋としての使命

ミサコ・ロックス!氏

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ミサコ・ロックス!: 今つくっているのは『Made in Japan』という本で、2011年に出版予定です。分類としては日本のエッセー・コミックでしょうか。自伝的な内容で、小学校から中学校までの話です。日本での葛藤や孤立感、「何か私、みんなと違うなあ」みたいなものを、ちょっとブラックジョークを入れて描いています。写真も入れようと思ってます。

それから、今、開拓している分野があります。はじめにお伝えしたように、漫画はティーン向けのもので、キッズ・コミックは5歳くらいまでの子ども向け。その間の部分がないんですね。あったとしても少年向けのものが多いので、女の子向けのものを今エージェントと開拓しようと話しています。自分自身の経験を踏まえた異文化交流、人種差別、家族愛などをテーマにしたもので、ちょっとリアリティのある、考えさせるようなものをつくろうと思っています。

私、ハリウッド映画に憧れてアメリカに行ったら人種差別を受けて、イメージとリアリティが違っちゃったんですよ。移住して、もう10年ぐらい経ちますけど、差別、挫折、結婚、離婚と、20代のうちにいろいろやったので、伝えたい内容がたくさんあるんです。

アメリカの思春期の子どもだって、繊細なんですよ。自分の能力を信じ込んで「自分はできる、できる!」みたいな子も多いけれど、「私なんてダメ」という子もいます。家庭環境が複雑な子もいます。本当にさまざまです。

そういう子たちが物事を始めるきっかけになるような本をつくりたいんです。私にはそういう使命があるんじゃないかと考えています。やっぱり移民としてできることはたくさんあるだろうし、日本の文化を私なりに紹介したい。受けてきた差別を伝えて、「それでも頑張っていこうよ」というテーマでつくっていこうと思っています。

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~ミサコ・ロックス!が体現するアメリカン・ドリーム~

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Misako Rocks!/高嶋美沙子 (コミック・アーティスト)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)

ミサコ・ロックス!(コミック・アーティスト)
西川 英彦(法政大学教授)
日本から「輸出」されたアニメ、マンガではなく、アメリカを舞台にアメリカ人の登場人物を描く「純アメリカ産・マンガ」を創作するミサコ氏。米国のティーンコミック市場を切り開き、アメリカ発・唯一の日本人漫画家として独自の地位を確立した彼女に、アメリカのコミック市場の現状・特性や「日本オタク」の生態から現代のティーンの事情まで伺う貴重なセッションです。日本のソフト・パワーの動向に関心のある方にもお勧めです。


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