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ロングセラー『マーケティングとPRの実践ネット戦略』著者に聞く

米国企業のソーシャルメディア活用最新動向

更新日 : 2010年04月16日 (金)

第3章 “革新的でユニーク”な宣伝文句は最悪!

デビッド・マーマン・スコット氏

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デビッド・マーマン・スコット: ちょっと耳が痛い話かもしれませんが、皆さんがビジネスで売ろうとしている製品というのは、自己満足になってしまいがちです。例えば……

「IT資産を統合し、革新的にビジネスの効率を上げる、効率とコントロールを統合したユニークなインテグレーションソフトウェアで、相互に情報交換可能なツールです」

「gobbledygook(ゴブルディグーク)」と言いますが、こういう訳のわからない、何が言いたいのかわからないものが、ウェブ上にあふれかえっています。私はジャーナリストの友人に頼んで、よく使われるgobbledygookリストをつくってもらいました。ご紹介するのは、2008年に英語で出されたプレスリリースの中からひっぱってきた言葉です。

「innovate」というのが一番にきて、続いて「world class」「cutting edge」「cost effective」「next generation」ときます。「unique」という言葉はたくさんの会社が使っています。こういう訳のわからない言葉を使っても、あなたのコンテンツは理解されません。

ビジュアル版gobbledygookもありあす。例えば、異文化コミュニケーションのような写真——女性、男性、アジア人、黒人の人が笑っているけれど、彼らが一体だれなのかわからない。これは会社紹介によくある写真ですが、写っているのはその会社に勤めている社員では絶対にありません。こんなわけのわからないものを使ったりしないで、実際に働いている従業員を使えばいいじゃないですか。

皆さんの友達や同僚にコンテンツをシェアしてほしければ、自分の持っているものを前に出していくことが大事です。そのとき、情報やマーケットをコントロールしようとしないこと。最初(第1章)に、皆さんがどのマーケティングのところで手を挙げたか、思い出してみてください。

『グレイトフル・デッド』というロックバンドが好きな人はいますか? 彼らは自分たちの音楽のコントロールを手放しました。コンサートの録画や録音をお客さんに自由にさせ、レコーディング機材を持っている人には一番いい場所を与えました。その結果、大学生の部屋、カーステレオなど、いろいろな場所で彼らの音楽を聞く機会が増えました。

こうしてコントロールを放すことによって、彼らはアメリカでNo.1のツアーバンドになり、今、何百万枚のアルバムやチケットを売っています。

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