記事・レポート
本田直之&四角大輔が語る、人生とビジネスを好転させる方法
ノマドライフスタイルの実践で発想が変わる、ビジネスが変わる
アカデミーヒルズセミナーキャリア・人教養
更新日 : 2012年07月02日
(月)
第9章 仕事、お金、思考のトレーニング方法

本田直之: スキルも大切ですが、「トレーニング」もしなければいけません。まずは仕事のトレーニング。会社員なら、例えば週1回は会社に行かない日をつくってみる。今は在宅勤務も増えてきているし、震災後、会社に行かずに仕事した方もいますよね? こういうことを日頃から訓練しておく必要があります。
お金のトレーニングも必要です。例えば「自分税」を天引きする。日本の国民負担率は約38%、スウェーデンは約70%です。この差の約30%を「自分税」として給料から天引きして、残ったお金で生活をするトレーニングをすれば30%分お金が貯まるし、あるものの中でやっていく工夫をするようになります。
それから「物を半分にする」と決めてやると、何が自分に必要で、何が要らないか、すごく考えるようになります。時間の使い方も一緒で、今、10時間かかっている仕事を「半分の時間でやろう」と決めてやると工夫が生まれます。ちょっと短くする程度じゃダメなんです。今までのやり方をリセットして、違うやり方をしてみることです。
思考のトレーニングも必要です。頭が固いと「今まではこうだった」とか「こういうもんだ」と思ってしまいますが、それだとノマドライフはできません。思考をストレッチする一番いい方法は、僕の場合は海外に行ったり、いろいろな人と会ったりすることです。違う考え方に触れるのがいいみたいです。
どこでも仕事ができるのは、セルフメディアを持って、自己ブランディングできるからです。だから「セルフメディア」は絶対必要ですし、トレーニングで鍛えることが大切です。
このように、まずは自分がどの「フェーズ」にいるか考えて、ノマドに必要な「スキル」を磨き、「トレーニング」していく。この3つをやることで、ノマドライフは近づいてきます。ノマドライフは誰でもできます。ただし、「こうした準備を、時間をかけてすれば」ということは忘れないでください。
最後に、ノマドライフにお勧めの本を紹介します。まずは大輔の『やらなくてもいい、できなくてもいい。』、それから東京R不動産の方たちが書いた『だから、僕らはこの働き方を選んだ』。これはノマドビジネスの参考になる本です。(2012年)3月16日には僕の『ノマドライフ』という本も出ます。好きな場所に住んで、自由に働くためにやっておくべきことを詳しく書きました。それから、本ではありませんが「ノマドライフスタイル塾」という全3回、12時間のセミナーを新たに始めました。もし興味があれば、ファイナンシャルアカデミーのホームページをチェックしてもらえばと思います。
僕も大輔も、より多くの方がノマドライフをできるように、これからもいろいろやっていきたいと思っています。(終)
お金のトレーニングも必要です。例えば「自分税」を天引きする。日本の国民負担率は約38%、スウェーデンは約70%です。この差の約30%を「自分税」として給料から天引きして、残ったお金で生活をするトレーニングをすれば30%分お金が貯まるし、あるものの中でやっていく工夫をするようになります。
それから「物を半分にする」と決めてやると、何が自分に必要で、何が要らないか、すごく考えるようになります。時間の使い方も一緒で、今、10時間かかっている仕事を「半分の時間でやろう」と決めてやると工夫が生まれます。ちょっと短くする程度じゃダメなんです。今までのやり方をリセットして、違うやり方をしてみることです。
思考のトレーニングも必要です。頭が固いと「今まではこうだった」とか「こういうもんだ」と思ってしまいますが、それだとノマドライフはできません。思考をストレッチする一番いい方法は、僕の場合は海外に行ったり、いろいろな人と会ったりすることです。違う考え方に触れるのがいいみたいです。
どこでも仕事ができるのは、セルフメディアを持って、自己ブランディングできるからです。だから「セルフメディア」は絶対必要ですし、トレーニングで鍛えることが大切です。
このように、まずは自分がどの「フェーズ」にいるか考えて、ノマドに必要な「スキル」を磨き、「トレーニング」していく。この3つをやることで、ノマドライフは近づいてきます。ノマドライフは誰でもできます。ただし、「こうした準備を、時間をかけてすれば」ということは忘れないでください。
最後に、ノマドライフにお勧めの本を紹介します。まずは大輔の『やらなくてもいい、できなくてもいい。』、それから東京R不動産の方たちが書いた『だから、僕らはこの働き方を選んだ』。これはノマドビジネスの参考になる本です。(2012年)3月16日には僕の『ノマドライフ』という本も出ます。好きな場所に住んで、自由に働くためにやっておくべきことを詳しく書きました。それから、本ではありませんが「ノマドライフスタイル塾」という全3回、12時間のセミナーを新たに始めました。もし興味があれば、ファイナンシャルアカデミーのホームページをチェックしてもらえばと思います。
僕も大輔も、より多くの方がノマドライフをできるように、これからもいろいろやっていきたいと思っています。(終)
関連書籍
『やらなくてもいい、できなくてもいい。』
四角大輔サンマーク出版
『ノマドライフ』
本田直之朝日新聞出版
『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』
四角大輔サンクチュアリ・パブリッシング
関連施設

「永田町駅」徒歩1分のシェアード・オフィス。
Wi-fi、電源、セキュリティ、ミーティングルーム完備。
クリエイティブな活動拠点に相応しい会員制施設です。
本田直之&四角大輔が語る、人生とビジネスを好転させる方法 インデックス
-
第1章 遊びと仕事に、区別も垣根もない
2012年06月18日 (月)
-
第2章 ノマドライフは誰でもできる
2012年06月19日 (火)
-
第3章 ノマドはスピリット。だから会社員時代も心はノマドだった
2012年06月21日 (木)
-
第4章 ノマドの極意は「ウルトラライト・ライフスタイル」
2012年06月22日 (金)
-
第5章 自分にとって本当に大事なものを見極める
2012年06月25日 (月)
-
第6章 日本人総アーティストの時代に突入
2012年06月26日 (火)
-
第7章 ノマドライフを実現するまでの、6つのフェーズ
2012年06月28日 (木)
-
第8章 ノマドライフに必要なスキルとは?
2012年06月29日 (金)
-
第9章 仕事、お金、思考のトレーニング方法
2012年07月02日 (月)
該当講座
academyhills + Hills Life presents 知の人、知の時間
ノマドライフスタイルの実践で発想が変わる、ビジネスが変わる ~会社員こそ「自分で選択する人生」を生きよう~
本田 直之(レバレッジコンサルティング代表取締役社長兼CEO)
四角 大輔(Lake Edge Nomad Inc.代表取締役兼CEO)
本セミナーでは「ノマドライフスタイル」を実践することでビジネスパーソンが得られることを本田氏が解説。またスペシャルゲストとして、本田氏と同様にノマドライフスタイルを追求する四角大輔氏にお越しいただき、会社員が「ノマド的発想」を身につける方法、そこからどのように自分のビジネスや人生を好転させていくかをお話します。
アカデミーヒルズセミナー
ビジネススキル キャリア・人 教養

注目の記事
-
11月21日 (火) 更新
六本木アートカレッジ
2022-2023年の六本木アートカレッジ <未来を拡張するゲームチェンジャー>」では、新しい価値を生み出す5名のゲストを招き、トークイベン....
<未来を拡張するゲームチェンジャー>イベントレポート
-
11月21日 (火) 更新
動的書房 ~生物学者・福岡伸一の書棚
目利きの読み手でもある生物学者の福岡伸一が、六本木ヒルズライブラリーのために、特別に選んだ“これだけは読んでおきたい本”“ いま読むべき本”....
-
11月21日 (火) 更新
もっとも書物らしい書物—西洋中世写本の魅力に触れる書籍案内
今回は「もっとも書物らしい書物—西洋中世写本の魅力に触れる書籍案内」と題し、手書きから印刷、そしてデジタルへと変遷してきた「書物」の歴史を辿....
現在募集中のイベント
-
開催日 : 12月13日 (水) 19:30~21:00
World Report 第6回 アメリカ発 by 渡邊裕子
いま世界の現場で何が起きているのかを、海外在住の日本人ジャーナリスト、起業家、活動家の視点を通して解説し、そこから何が見えるのかを参加者の皆....
「投開票まであと1年!米国大統領選挙を読み解く」
-
開催日 : 12月06日 (水) 18:30~20:00
シリーズ「編集者の視点〜時代を共に創る〜」
本の背景にあるストーリーから仕事のエッセンスを学ぶ「編集者の視点」シリーズ。第5回ゲストは、日本の翻訳出版界のマーケットシェア60%を占める....
第5回 世界とつながる共通言語を求めて
-
開催日 : 12月08日 (金) 18:30~20:00 読書体験会 第3回 / 09月13日 (水) 18:00~19:30 トークイベント ※終了いたしました / 10月18日 (水) 18:30~20:00 読書体験会 第1回 ※終了いたしました / 11月13日 (月) 18:30~20:00 読書体験会 第2回 ※終了いたしました
『スマホ時代の哲学』読書体験会
スマホ時代の課題を哲学の視点を使って考えていく本書『スマホ時代の哲学〜失われた孤独をめぐる冒険〜』。著者の哲学者・谷川嘉浩さんと、人材・組織....