六本木ヒルズライブラリー

ディスカヴァー21 コラボレーション
「僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない」

【ゲスト】 武内和久(厚生労働省大臣官房)
      山本雄士(ソニーコンピュータサイエンス研究所 リサーチャー)
【共催】ディスカヴァー21

ライブラリーイベント

【ライブラリーメンバー対象】 
アカデミーヒルズライブラリーメンバー50名様をご招待します。
マイページよりお申込みください。
同伴者はご参加いただけません。

日時

2013年09月03日 (火)  19:30~21:00
終了しています

内容

概要

2009年以降、保険料が20%も値上げされているのはご存知でしょうか。
少子高齢化が進む中で、医療費は確実に、そして急激に膨らみ、2010年は37.4兆円、国家予算の41%にものぼります。37.4兆円──1円を1秒とすると、なんと120万年にも及ぶ膨大な額を、私たちは国民全体、そして、将来世代が借金を肩代わりする形で負担しています。

医療が病人を待ち、病気を治療する機能しかもたないままでは、病人が減ることはなく、やがて支えきれなくなる日が来ます。

しかし、進化している今の医療を活用し、健康維持や予防を重視、健康という資産に投資して、効果的に健康を増進する「投資型医療」に移行することができれば、私たちは、消費税も保険料も値上げすることなく、今よりずっと病人を減らすことができる──今よりもっと少ないお金で、皆が長く元気に生きることができる、持続可能な社会を築くことができるのです。

医師でありながらハーバードビジネススクールで MBA を取得した山本雄士氏と、厚生労働省勤務を経て大手外資戦略系コンサルに籍を置く武内和久氏の気鋭のふたりが、現代日本の医療制度に新しい道を切り拓きます。

私たち、そして未来を生きる将来世代が、余計な負担をせずに、今よりもっと安く、長く元気で生きられる社会を築くことができるよう、今私たちにできることをはじめましょう。

※先着50名様になり次第締め切らせていただきます。

プロフィール

【武内和久氏】
1994年、東京大学法学部卒業後、厚生省(現厚生労働省)に入省して以降、医療・福祉・年金など社会保障政策の企画立案に携わる。厚生労働省大臣官房、政策統括官、医政局、在英国日本国大使館一等書記官等を経て、現在、民間企業在籍中。
共著書に『公平・無料・国営を貫く英国の医療改革』(2009年集英社)。


【山本雄士氏】
1999年東京大学医学部を卒業後、同付属病院、都立病院などで循環器内科、救急医療などに従事。2007年Harvard Business School修了。科学技術振興機構フェロー、(株)キャピタルメディカ最高医療責任者、慶應義塾大学クリニカルリサーチセンター客員准教授、内閣官房企 画調査官などを歴任。現在、(株)ミナケア代表取締役、ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャーを兼任。政策提言や講演活動を国内外で行う。山本雄士ゼミ主宰。日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医。

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