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CATALYST & THEME

「思考の枠組みを超える」

更新日 : 2021年05月17日 (月)

高梨直紘(天文学普及プロジェクト「天プラ」代表/東京大学EMP 特任准教授)



7人のカタリストがそれぞれテーマを持ち寄り、ゲストや参加者とともに社会における様々な「つながり」を見直し、「常識を再構築する」カタリスト・トーク。高梨直紘さんのテーマは「思考の枠組みを超える」。大きな変革期にある今、 既存の価値観の枠組みから離れて、ゲストを迎えてフラットに考える場をつくります。



自分がなにを知らないのかを知ること。これは、私たちの人生においてもっとも難しい課題のひとつです。私たちはふだん、それぞれに固有の思考の枠組を通して世界を見ます。しかも、それは無意識に、です。この私を縛る思考の枠組を意識的に変え、違った角度から物事を眺め直してみることは、新しい発想を生み出す時に必要なことです。でも、どうやったらそんなことができるのでしょうか。

その手がかりのひとつは、アカデミアにあります。つまり、学問の世界にです。人類が営々と築き上げてきた知の体系には、さまざまな思考の枠組が組み込まれています。その使い方や効能を学びとり、自身のライブラリに加えておくことは、あなたが自身の思考の枠組を超える時にきっと役立つことでしょう。私たちを思考のくびきから自由にしてくれる真の意味でのリベラルアーツを求めて、ふだんは触れる事のない(だからこそ価値がある)世界に足を踏み入れてみましょう。

イベント

CATALYST BOOKS

各カタリスト・トークで、「テーマの理解促進につながる1冊」を
ゲストにご紹介いただいています。

PROFILE

高梨直紘(天文学普及プロジェクト「天プラ」代表 / 東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム 特任准教授)
高梨直紘(天文学普及プロジェクト「天プラ」代表 / 東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム 特任准教授)

1979年(昭和54年)広島県広島市生まれ。2008年(平成20年)東京大学大学院博士課程修了 博士(理学)、国立天文台 広報普及員・研究員(ハワイ観測所)を経て、現在に至る。天文学と社会の関係をどのようにデザインするか、という観点から実践的な研究活動を行っている。六本木天文クラブの企画責任者。主な著作物に「一家に1枚 宇宙図」(共著)など。