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CATALYST & THEME

「リバースメンター実践:21世紀型若手クリエイターとの対話」
 ~革命児たちの頭の中~

更新日 : 2021年05月17日 (月)

軍地彩弓(編集者/ファッション・クリエイティブ・ディレクター)

Photo:須藤秀之

7人のカタリストがそれぞれテーマを持ち寄り、ゲストや参加者とともに社会における様々な「つながり」を見直し、「常識を再構築する」カタリスト・トーク。軍地彩弓さんのテーマは「リバースメンター実践:21世紀型若手クリエイターとの対話~革命児たちの頭の中~」。大きな変革期にある今、 既存の価値観の枠組みから離れて、ゲストを迎えてフラットに考える場をつくります。



コロナ禍によって、従来の価値観が大きく変わる転換点に私たちはいます。従来の「岩盤の価値観」の中に「ヒビ」を見つけ、そこから差し込む光のように、未来を切り拓くために活動する若き革命児たちにフォーカスします。

ここが目指すのは「リバースメンター」の場。従来型のメンターとは年長者が若者世代の指導的立場であることです。しかし、全世代の政治参加が進んでいる台湾では若年者が年長者のメンターとなる「リバースメンター制度」が採られており、そういったオープンガバメントの中で若い世代の意見が積極的に政策に反映されています。本企画のカタリスト・軍地さんは日本でも「リバースメンター」を広げたいと考えています。

なぜいま、「リバースメンター」が日本に必要なのでしょうか?
それは、価値観が大きく変化する時、未来を描くのはその当事者である若者が主役であるべきだからです。過去の成功体験に捉われない、デジタルネイティブな世代の価値観を知ることは、年長者にとっても大きな学びになります。現にコロナ禍でこれまでのやり方が通用しないことを私たちは目の当たりにしており、全く新しい感性、価値観が求められているのです。
この企画では、ニュージェネレーションの改革者たちをゲストにお招きし、彼ら・彼女らの頭の中、無意識に持つ思考回路を探り、言語化していきます。

社会ではあらゆる世代の間が分断されており、特に企業などの組織内では世代間交流の場は多くありません。「リバースメンター」という発想は分断された世代間をつなげていく可能性を秘めているのです。本企画は全世代に新たな気づきをもたらすことを目指します。とりわけ、世代や性別を超えた対話の場を持つことによって、多様な参加者との議論を通じて思考の枠を取り外す場となりたいと考えています。あらゆる世代の方のご参加をお待ちしています。

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PROFILE

軍地彩弓(編集者 / ファッション・クリエイティブ・ディレクター)
軍地彩弓(編集者 / ファッション・クリエイティブ・ディレクター)

大学在学中から講談社でライターのキャリアをスタート。卒業と同時に『ViVi』でフリーライターとして活動。その後、雑誌『GLAMOROUS』の立ち上げに尽力。2008年に現コンデナスト・ジャパンに入社。クリエイティブディレクターとして『VOGUE GIRL』の創刊と運営に携わる。

2014年に自身の会社、株式会社gumi-gumiを設立。『Numéro TOKYO』のエディトリアルアドバイザー、ドラマ「ファーストクラス」のファッション監修、Netflixドラマ「Followers」のファッションスーパーバイザー、経済産業省「アパレルサプライチェーン研究会」委員他、企業のコンサルティング、情報番組のコメンテーター、メルカリ「マーケットプレイスのあり方に関する有識者会議」委員等幅広く活躍。 (Photo:須藤秀之)