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【対談動画】 若林恵(黒鳥社)× 石神俊大(MOTE)
「CLIMATE CHANGE - 気候変動」を知る46冊

更新日 : 2020年06月16日 (火)

Category1 哲学・認識・世界像



 
気候変動と一言で言っても、それが示すものは人知を超えるほど大きく、複雑です。この問題について考えることは、わたしたち人間に、新しい思考、新しい知覚の獲得を促します。

しかし、なぜ気候変動について考えることは困難なのでしょうか。陰謀論やフェイクニュースに惑わされないために、そもそも「理解する」とはどういうことか、という地点に立ち返る必要があるのかもしれません。
 
 
 

Being Ecological
Timothy Morton
エコロジーについて語ることはどうしてこれほどまでに困難なのか。どうしてすぐに陰謀論やフェイクニュースの投げつけ合いに陥ってしまうのか。そもそも〈理解する〉とはどういうことかという根源的な問いに「オブジェクト指向存在論」を通じて迫る、哲学エッセイ。(PelicanBooks/2018年)

人新世とは何か 〈地球と人類の時代〉の思想史
クリストフ・ボヌイユ、ジャン=バティスト・フレソズ気候変動を語る上で、世界的に重要なキーワードとなった「人新世」(Anthropocene)。完新世を終え、新しい地質年代に突入した地球と、そこに暮らす人類の関係を策定しなおす。「人新世」という新たな概念がもたらす思想的転換を概説する入門書。(青土社/2018年)

自然なきエコロジー
来たるべき環境哲学に向けて
ティモシー・モートン気候変動を考える上で重要なのは、自然と人間の関係性をいま一度問い直すことだ。英国の哲学者はブライアン・イーノやノイズ音楽などを引きながら、「環境=アンビエント」というコンセプトを再考することでこれからの「環境哲学」を提唱する。(以文社/2018年)

ライフ・オブ・ラインズ
線の生態人類学
ティム・インゴルド
哲学、生態学、気象学を横断しながら、独自の人類学を追求するティム・インゴルド。「線」というもののなかに「人」を捉えなおす本書の第2章の表題はずばり「天候にさらされること」。息、時間、気分、音、空に通底するものを考察する「新しい気象学」。(フィルムアート社/2018年)

デカルトからベイトソンへ
世界の再魔術化モリス・バーマンデカルト由来の近代科学の世界観に、グレゴリー・ベイトソンの全体論的な世界観を対置し、その可能性を説いた、60年代の伝説の書の復刻版。直線的時間のなかで無限の進歩に殉じた近代世界を超えていく、循環的で生物的な世界像を夢見るために。(文藝春秋社/2019年)
 

The Stack
On Software and SovereigntyBenjamin H. Brattonデザイン理論家ベンジャミン・ブラットンは、惑星規模まで拡大したコンピュテーションによって世界を規定する「The Stack」なる概念を提唱した。彼が同概念を使って描き出すのは、もはや人類が地球上で支配的な“アクター”ではなくなる世界像だ。(The MIT Press/2016年)
 



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