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「ガッツリ」にがっくり~すてきな日本語!?~

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更新日 : 2011年08月08日 (月)

第7章 外国人に指摘される日本語の???

六本木ライブラリー ブックトーク 紹介書籍

澁川雅俊: 外国人による日本語論が飛び出したついでに、こんな本についても紹介しておきましょう。『日本人の知らない日本語〔1・2〕』(蛇蔵・海野凪子)は、先の3点とは少し違ったアプローチから日本語チェックをしています。著者は、「日本語教師という仕事は大変です。大変だけどおもしろい仕事です。こちらが日本語や日本文化を教えているはずなのに、相手から学ぶことも多いような気がします。学生からの質問で「日本語の謎」(私が知らないだけ?)に気づかされることもあります。」と述べ、外国人学生とのやりとりを通して日本語を再発見しています。

『日本語を「外」から見る』(佐々木瑞枝)も同系統の本で、日本語を学ぶ外国人たちにとって日本語は随分と矛盾と謎に満ちているらしい。そしてその謎は同時に、わたしたち現代日本人にとっても「?!」のことが多く、その点でしばしば日本語のむずかしさと、おもしろさに出会うと著者は述懐しています。

また『日本語誤用辞典』(市川保子編著)は、日本語を学んでいる外国人の作文、テストの解答文、普段の会話やディスカッションで、彼らが誤用したコトバや言い回しを採取し、それらをヒントとして日本語学習外国人への日本語指導のポイントを辞典風にまとめています。

ひるがえっていま自らのことを振り返ってみると、外国人だけではなく私たち自身も自分たちのコトバを適正に使っていないことが多く、それが<日本語の乱れ>問題の一端となっているわけです。とりわけ先に挙げた『問題な日本語』の著者は、『45分でわかる!14歳からの日本語の基本。-その日本語、間違っていませんか?』(北原保雄)ほか、誤用日本語正しを狙ったクイズやドリルのシリーズを、少なからず出しています。

ところで必ずしも誤用ではありませんが、皆さんは同じ様な意味だけど微妙な違いがある「感激」と「感動」と「感銘」を使い分けできますか。先ごろ『日本語 語感の辞典』(中村明)がでました。この辞典は「日本語を適正に使うには語意の理解が大事」という方針から類語間の微妙なニュアンスを解説した初の辞書とのことです。

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