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ピープル
澁川雅俊(しぶかわ・まさとし)
ライブラリー・フェロー
プロフィール

1938年生まれ、福島県会津若松市出身。慶應義塾大学文学部図書館学科卒業後、慶応義塾に勤務して図書館業務に携わり、大学メディアネット事務長などを歴任。96~04年まで慶応義塾大学環境情報学部教授を務めるなど、教職者としても活躍。
——この人物、自らをフィロビブロン(愛書家)と称してはばからない。経歴をみると、確かに単なる本好きオタクではない。
1960年代の初めに慶應義塾大学で図書館学を学び、卒業後同大学図書館に勤務。勤務開始早々に、ちょっと場違いのようだが……
ハワイ大学に留学、大学院図書館学研究科を修了した。図書館コンピューター化の初源的実験的研究の洗礼を受けて、未来の図書館のカルチャーショックに悩みながら帰国。34年間プロフェッショナル・ライブラリアンとして今では当たり前になった図書館システムの方向を探りながら、日々人びとのために書物を集めて、まとめて、しまっておいて、提供することに努めてきた。
1996年慶應義塾図書館における『グーテンベルク聖書』収集を最後に同大学環境情報学部教授に移籍。主に図書館やインターネット空間における知識情報環境整備について研究を進め、日本の古典資料(奈良絵本・絵巻)のデジタルアーカイブの実証実験を行ってきた。
ライブラリアンとして常に新しい図書館創成に腐心すると同時に、絵本に夢中になっていて親戚が営んでいる本屋の平積みの本の上で粗相をしたという3才の時から60余年、書物は人類の知の連鎖を織ってきたという信念から、今もアカデミーヒルズで書物と共に生きている。
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