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日本コカ・コーラが、ブランド価値向上にむけて展開するインタラクティブマーケティング最新事例

更新日 : 2008年12月09日 (火)

第2章 デジタルプロモーションの本格展開で、日本のPVが7倍に

アカデミーヒルズのセミナーの様子
江端浩人: 2005年の終わりから2006年にかけて、コカ・コーラのグローバルキャンペーン「the Coke Side of Life」がスタートしましたが、日本では、約1年の準備期間を終えて、2007年1月29日に導入しました。

CGアニメのようなTVコマーシャルは、統一フォーマットにより世界中での展開ができるため、世界200のマーケットで割ると1マーケット当たりの投資額は小さい上、デジタルなのでテレビのみならず、ウェブなどでも展開しやすいものでした。

それ以前より、世界各国でデジタルプロモーションが進んできていました。スペインでプロモーションのインフラをデジタルにしたのが2000年から2002年ぐらいで、その成功を受けて韓国、中国、アメリカ、イギリスと広がっています。

特に韓国ではポイントをためてデジタルコンテンツを楽しめるようにした仕組みが若者に受けたということで、やはりデジタルコミュニケーションは若者にリーチできるという考えにつながりました。中国では2006年に「iCoke.cn」というプロモーションプログラムを始め、大々的にテレビで宣伝しています。

アメリカではちょっと違ったアプローチをしており、キャップの裏やパッケージについているコードを入れたらポイントがたまるクロスブランドのマイレージ型のプログラムを行っており、2007年10月からはイギリスでも同じようなプログラムを始めました。そして日本では、各国のプロモーションを参考にしながら日本の特性に合わせた展開をしています。最初に説明した様に、日本にはブランドが多数あるため、色々なことを試す機会があります。

まず初めに社内の組織作りから始めました。広報部門にあったウェブ関連の機能とウェブショップの部分を統合してニュープラットフォーム事業部(当時)を立ち上げ、インフラの整備に着手しました。ホスティングの統合、ウェブ構築のコンセプトやガイドラインの開発、サイトを一元化して管理できるようインターラクティブエージェンシーの導入、統合したデータベースの構築などを行いました。

そして続く2007年には、さまざまな施策を実行したことで、2006年と比べてウェブ全体のページビューが7倍、コカ・コーラのウェブサイト内に設けた会員組織の登録会員数は9倍となりました。多くのことに挑戦し、そこから得たラーニングを活かしながら、様々な変化を取っていったのがうまくいったと考えています。

該当講座

ブランド価値を再構築するインタラクティブ広告
~日本コカ・コーラが、ブランド価値向上にむけて展開する
インタラクティブマーケティング最新事例~
江端浩人 (日本コカ・コーラ株式会社 マーケティングオペレーション インターラクティブ・マーケティング 統括部長)
神原弥奈子 (株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役)

ブランド価値を高めるために、あらゆるコミュニケーション手法を展開してきた日本コカ・コーラ。2003年頃からは、世界的に導入を進めているIMC(Integrated Marketing Communications)という新たなコミュニケーション活動におけるプランニングのフレームワークのもと、オンライ....


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