セミナー・イベント

ソリューションビジネスの新潮流
グローバル不動産投資
~グローバルな不動産市場の動きと不動産投資の考え方~

日時

2007年09月27日 (木)  15:00~17:00
終了しています

内容

物理的には動かざる資産である「不動産」を扱うビジネスは、その不動産が所在する「場」、すなわち個々のローカル市場に根ざしたものであります。他方で、不動産投資にかかるお金の動きは国境を超え、しかもその速度は急速に高まりつつあります。とくに、ここ1~2年の間に発展してきた不動産デリバティブ市場は、こうした流れの加速化を予期させるものと考えられます。それでは、こうした状況は、日本の不動産投資市場で活動するプレーヤーにとって、何を意味するのでしょうか?
不良債権の処理に外資系(特に米国の)投資銀行が日本に進出し始めて10年余りが経過した今日、こうした不動産投資市場のグローバル化の過程を振り返り、今後の不動産投資における含意を整理しておくことには、相当程度の意義があるように思われます。

本講座では、不動産投資インデックスやポートフォリオ分析サービスを提供しているInvestment Property Databank社の西岡氏と、世界の機関投資家、個人投資家向けに様々な不動産投資商品を提供しているハイトマン社の木浦氏をお招きして、グローバル不動産投資の現状や考え方をお話しいただきます。また、モデレーターの田辺氏も交え、グローバル不動産投資の展望について意見を交わします。

<主なテーマ>
・欧米の直接不動産投資市場の動き
・各国の不動産投資インデックス
・不動産デリバティブ
・グローバル不動産投資市場の枠組み
・グローバル不動産投資商品の特徴
・グローバル不動産投資における注意点

講師紹介

西岡敏郎

ゲストスピーカー
西岡敏郎 (にしおか・としろう)
株式会社インベストメント・プロパティ・データバンク マネージング・ダイレクター

1962年神戸に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業、東京都立大学法学部修士課程を経て、(財)日本不動産研究所に勤務。不動産鑑定業務に従事する。1992年より英国レディング大学に留学(修士号取得)、DTZ、IPDにて研修。1995年同研究所に復帰後、『全国賃料統計計』及び『投資家調査』の立上げ、海外不動産市場や鑑定評価制度に関する調査、不動産鑑定評価などを行う。2001年9月、インベストメント・プロパティ・データバンクに入社し、2003年4月、同社の日本法人を設立にあたる。日本における不動産投資ポートフォリオ分析サービスの提供、不動産投資インデックスの作成業務を担当する。日英の都市行政及び不動産市場の分析を主たる関心対象としている。

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木浦尊之

ゲストスピーカー
木浦尊之 (きうら・たかゆき)
Heitman(ハイトマン インターナショナルLLC)日本支店 マネージング・ディレクター

1989年京都大学経済学部卒業、三菱地所株式会社入社。2000年マサチューセッツ工科大学不動産修士課程修了後、ハイトマン本社で米国REITの評価分析、不動産投資商品の開発に従事。帰国後、グループ会社のユーエイエム・ジャパン・インクを経て、2005年1月ハイトマン日本支店設立と同時に現職。

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上山信一

モデレーター
上山信一 (うえやま・しんいち)
慶應義塾大学教授

専門:
企業の再生戦略。政府、NPOの経営改革のコンサルティング・顧問。近年は、地域開発、行政改革も手がける。
活動:慶應義塾大学総合政策学部教授
略歴:1957年大阪市生まれ。京都大学法学部、プリンストン大学大学院(公共経営学修士)。運輸省、マッキンゼー(共同経営者)、米ジョージタウン大学研究教授を経て現職。
社会活動:中央省庁・自治体等の各種委員・顧問等

著作:
『だから、改革は成功する』(ランダムハウス講談社、2005)
『新・行財政構造改革工程表』(ぎょうせい、2005)
『横浜市改革エンジンフル稼働ー中田市政の戦略と発想』(東洋経済新報社、2004年12月)/共著(南学氏)
『自治体再生戦略-行政評価と経営改革』(日本評論社、2003)/共著
『パブリックセクターの経済・経営学』(NTT出版、2003)/共編著
『政策連携の時代-地域・自治体・NPOのパートナーシップ』(日本評論社、2002、第1回NPO学会賞、第5回フジタ未来経営賞受賞)
『ジャパニーズドリーム?次世紀の暮らしを考える』(中央公論新社、2000)/共著(川勝平太氏、嶌信彦氏 編)
『日本再生のトータルプラン』(朝日新聞社、2001)/共著(竹中平蔵氏 編)
『ミュージアムが都市を再生する』(日本経済新聞社、2003)/共著
『入門ミュージアムの評価と改善』(ミュゼ、2002)/共著(村井良子氏編著、江戸東京博物館・他共著)
『変革のマネジメント』(NTT出版)/共著
『顧客の求めに応える』(NTT出版)/共著

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田辺信之

モデレーター
田辺信之 (たなべ・のぶゆき)
ジャパンエクセレントアセットマネジメント株式会社 取締役企画管理本部長

1980年京都大学法学部卒業。日本興業銀行に入行後、不動産業界調査、大規模都市開発、不動産証券化などの多様な不動産関連業務を経験。興和不動産(株)で経営企画、不動産ファンド業務等に携わった後、ジャパンエクセレントアセットマネジメント(株)(J-REIT運用会社)取締役企画管理本部長に就任(みずほコーポレート銀行、興和不動産から出向中)。不動産の理論と実務の双方に通じ、かつ金融の知識、経験を踏まえた分析力には定評がある。特に不動産投資、証券化、不動産を活用した企業財務のリストラについて詳しい。不動産協会、不動産証券化協会の各委員を務める。
ビジネス書でロングセラーとなっている「基礎から学ぶ不動産投資ビジネス」(日経BP社)をはじめとして、著書・論文も多い。
野球、格闘技観戦、将棋、ガーデニングと多彩な趣味を持つ。日本証券アナリスト協会検定会員、中小企業診断士(経済産業省登録)、不動産コンサルティング技能検定登録。

著作:
『基礎から学ぶ不動産投資ビジネス』(日経BP社、2004年4月)
~八重洲ブックセンター、丸善等でビジネス書のベストセラーに~
『不動産投資のイノベーション』(ダイヤモンド社、2000年3月)
『不動産証券化の基礎』(大成出版、全宅連テキスト、2006年3月)
『図解不動産業 不動産証券化入門』(住宅新報社、2006年4月)
『90年代の経営戦略予測』(ダイヤモンド社、1990年10月、共著)
『市場を見る目』(日経BP社、1989年12月、共著)
『日本産業の中期展望』(ダイヤモンド社、1989年6月、共著)
『日本産業読本』(東洋経済新報社、1989年3月、共著)

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講座趣旨

日本が成熟経済となり既存制度が確立されていく中で、なかなか新たな事業展開や革新の方向性が見出しにくくなっています。

新たなビジネスチャンスやソリューションを見出すためには、有望な特定分野の専門性を徹底的に追求するか、他分野のノウハウを活用する、あるいは他分野との融合を図ることが不可欠です。

例えば、不動産市場に新たな改革を持ち込んだのは、不動産と金融の融合である不動産証券化であり、不動産投資市場の発展です。今、流行しているM&Aも、専門性の強化や他分野とのコラボレーションを目指すものが大層を占めています。

また、住宅、地域再生、医療、教育、流通、地場産業などは未だに非効率が目立ち、しかも成長分野です。あるいは官業がどんどん民営化されていく。こうした分野では規制緩和や経営者の世代交代もあいまって、新しいビジネスモデルを活用した事業展開が予想されます。

本シリーズでは、官民を問わず、こうした先端領域や発想で実務を手がけてきた第一線のプロにご登場頂き、彼らの知恵・経験を共有することにより、次世代のビジネスチャンスを考えていくことにします。


開催実績

安田隆二 (一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)
淡輪敬三 (ワトソン ワイアット株式会社 代表取締役社長、コンサルタント)
上山信一 (慶應義塾大学教授)
田辺信之 (ジャパンエクセレントアセットマネジメント株式会社 取締役企画管理本部長)
開催日 :  2007/04/20 (金)

清水義次 (株式会社アフタヌーンソサエティ代表取締役)
高瀬孝司 (株式会社ジオ・アカマツ 専務取締役(東京事務所管掌))
上山信一 (慶應義塾大学教授)
田辺信之 (ジャパンエクセレントアセットマネジメント株式会社 取締役企画管理本部長)
開催日 :  2007/02/28 (水)

越純一郎 (シグマソリューションズ会長
事業再生実務家協会常務理事)
上山信一 (慶應義塾大学教授)
田辺信之 (ジャパンエクセレントアセットマネジメント株式会社 取締役企画管理本部長)
開催日 :  2007/02/19 (月)

篠田勲 (モルガン・スタンレー証券会社 証券化商品部エグゼクティブディレクター)
山下明男 (モルガン・スタンレー証券会社 証券化商品部エグゼクティブディレクター)
上山信一 (慶應義塾大学教授)
田辺信之 (ジャパンエクセレントアセットマネジメント株式会社 取締役企画管理本部長)
開催日 :  2006/11/09 (木)

募集要項

日時 2007年09月27日 (木)  15:00~17:00
受講料 29,800円
定員 50名

※定員になり次第締め切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。


未来自分会議<キャリア×時間>
六本木アートカレッジ