セミナー・イベント

CATALYST TALK
塚田有那「自然との境界線を引き直す」
第3回「大小島真木さんと『オゾン層は私の何番目の皮膚?』を考える」

一般ライブラリーメンバー

日時

2022年05月13日 (金)  19:00~21:00

※ゲストトーク視聴のみ:19:00~20:00

終了しています

内容

「つながりを超えて~常識を再構築するカタリスト・トーク~」。カタリスト塚田有那さんのテーマは「自然との境界線を引き直す」です。

いま私たちの社会は気候変動、感染症のグローバルな拡大、災害の激甚化など、自然からの猛烈なフィードバックを受けています。
私たち人間一人ひとりの行動、身体、思考も自然の一部として捉えることで、新たな自然観を考えます。



いま多くの人たちが「自然観」を見つめなおそうとしています。

私たちに生活資源と安らぎを与えてくれる一方、気候変動、感染症のグローバルな拡大、災害の激甚化など、猛烈なフィードバックを自然から受けています。単に自然と人間とを対置するではなく、相互に依存しながら、私たち人間や社会をも「自然との連続の一部である」という感覚を抱くのではないでしょうか?

今回のカタリストトークでは、美術家・大小島真木さんをお招きし、「オゾン層は私の何番目の皮膚?」というテーマを考えます。大小島さんは、世界中の海で気候変動や環境破壊が海洋に及ぼす影響を研究する、海洋科学探査船「タラ号」に、2017年にアーティストとして約2カ月半に及ぶ航海に乗船しました。
そこで目にした、洋上を漂う白い鯨の死骸とそれに群がる海鳥の光景をきっかけに、「生命は多種に依存しながら、流動的で絡まって私たちを作っている」と感じたと話します。

太古の昔から生命の営みによって形成されたオゾン層のおかげで生かされる人間にとって、「オゾン層は私たちの皮膚」ともいえます。大小島さんの美術作品を通して、対話を通じて「自然観」が覆る体験をしてみませんか?

《ウェヌス Venus》  革、鉄、プロジェクション投影、造花 Year 2020 
Photo by Shin Ashikaga
《ウェヌス Venus》  革、鉄、プロジェクション投影、造花 Year 2020
Photo by Osamu Nakamura

Re forming 《 I 》AIの機械学習(GAN)技術を用いたアニメーションの自動生成
Anination material created by GAN Technology
 
※本イベントはお申込者限定で一定期間、見逃し配信を行う予定です。
 開催1週間後より「1週間」配信予定です。
 詳細はお申込者に直接ご連絡いたします。

※本イベントは、前半部分のみ、ライブラリーメンバー向けに「アーカイブ動画」の配信を行う予定です。
 視聴方法は、ページ下の「注意事項」欄をご確認ください。

 ◆進行

講師紹介

ゲストスピーカー
大小島真木 (おおこじま・まき)
美術家

異なるものたちの環世界、その「あいだ」に立ち、絡まり合う生と死の諸相を描くことを追求している。
日本各地を初め、インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。2014年にVOCA奨励賞を受賞。
2017年にはアニエスベーが支援するTara Ocean 財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。
2021年「ククノチテクテクマナツノボウケン」KAATで舞台美術を手がける。 主な個展に「L’oeil de la Baleine/ 鯨の目」(2019年、フランス・パリ水族館)、「鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして」(2015年、第一生命ギャラリー)。主な参加展覧会に、「コロナ禍とアマビエ 」(2022年、角川武蔵野ミュージアム)、「Re construction 再構築」(2020年、練馬区立美術館)、「いのち耕す場所」(2019年、青森県立美術館)、「瀬戸内国際芸術祭-粟島」(2019年)、主な出版物として「鯨の目(museum shop T)」など。
これから予定している展覧会に、「地つづきの輪郭」セゾン現代美術館(軽井沢)、「世界の終わりと環境世界」GYRE(表参道)。

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モデレーター
塚田有那 (つかだ・ありな)
一般社団法人 Whole Universe 代表理事/編集者/キュレーター

一般社団法人Whole Universe代表理事。編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者とともに始動。
2016~2021年、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」のメディアコミュニケーションを担当。
2021年、展覧会「END展 死×テクノロジー×未来=?」(ANB Tokyo)、翌年「END展 あなたの人生の物語」(東急ラヴィエールと共催)を主催する。
2021年より、岩手県遠野市の民俗文化をめぐるカルチャーツアー「遠野巡灯籠木(トオノメグリトロゲ)」を主催。
近著に『RE-END 死から問うテクノロジーと社会』(高橋ミレイと共同編著、2021年人工知能学会AI ELSI賞を受賞)などがある。
  http://boundbaw.com/

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募集要項

日時 2022年05月13日 (金)  19:00~21:00

※ゲストトーク視聴のみ:19:00~20:00

受講料 【一般】1,100円(税込)

※「ゲストトーク視聴+アフタートーク参加」、「ゲストトーク視聴のみ」 同料金です。

【アカデミーヒルズ ライブラリーメンバー】無料
以下にて、「プロモーションコード」をご確認いただきお申込ください。
・会員制ライブラリー「マイページ」ログイン→「セミナー・イベント」
・ヒルズアプリ「ahマーク」→「メンバーズ・スクエア」→「セミナー・イベント」
※セミナー開催時にライブラリーメンバーの方が対象です。


受講対象者 ライブラリーメンバー、一般

定員 「ゲストトーク視聴+アフタートーク参加」:先着30名

注意事項

■視聴URLのご案内
視聴URLは、お申込完了時にイベントレジストから送付される「申込確認メール」内に記載がございます。

■本イベントはZoomウェビナーを使用いたします。
前半「ゲストトーク視聴」は、ご視聴時、他の参加者から顔と名前は見えません。
後半「アフタートーク参加」は、カメラをオンにしてお顔が見える形でご参加いただきます。

・PCやタブレットなどの端末と、インターネット環境が必要です。
・下記に接続し、事前に視聴環境の確認をお勧めしております。
これまでZoomにアクセスしたことのない方は、事前に以下Zoomの接続サイトをご活用ください。
zoom.us/test

【その他】
・円滑な進行のためにいただいた情報を講師の方々に提供させていただきます。

【ライブラリーメンバー限定】「アーカイブ動画」視聴方法
以下より、「アーカイブ動画」をご視聴ください。
・会員制ライブラリー「マイページ」ログイン→「セミナー・イベントアーカイブ動画視聴」
・ヒルズアプリ「ahマーク」→「メンバース・スクエア」→「アーカイブ」

※お申込期日:5月13日(金)19:00まで

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