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森美術館「フォスター+パートナーズ展」関連トークセッション:「都市と建築のイノベーション」

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《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》
1992-1999年 ベルリン 撮影:Rudi Meisel

日時

2016年01月17日 (日)  14:00-16:00

※受付は13:30より開始します。

終了しています

内容

建築家ノーマン・フォスターによって1967年に設立されたフォスター+(アンド)パートナーズは、世界45カ国で300のプロジェクトを遂行、日本の国宝建築に相当する英国保護登録建築物最上級グレード1 の指定等、輝かしい実績を誇る国際的な建築設計組織です。ガーキン(ピクルスにするキュウリ)の愛称でロンドン市民に親しまれている《スイス・リ本社ビル》、東西ドイツ統合の象徴としてベルリン観光のメッカとなった《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》など、それぞれの都市を訪れたことがある人なら誰もが一度は目にしたことがある現代建築史上の名作を生み出しています。さらに現在、アップル新社屋、月面の砂を素材に3Dプリンターで制作する月面住宅など建築のイノベーションともいえるプロジェクトに次々と取り組んでいます。彼らは一貫して、「伝統と未来」、「人間と環境」といった普遍的なテーマを追求し、革新的なアイデアで建築や都市を創り続けています。
本展は、フォスター+パートナーズを代表するおよそ50のプロジェクトを模型、映像、CG、家具、プロダクト、図面、スケッチなど膨大な資料を通して、その半世紀に及ぶ設計活動を総合的に紹介する日本で初めての展覧会です。
本プログラムでは、《セインズベリー視覚芸術センター》、《香港上海銀行本社》などフォスター+パートナーズの初期の代表作を担当し、現在、デザイン部門の指揮を執るデヴィッド・ネルソン氏、および80年代から「テクノロジーを駆使したサスティナブル建築」という視点で、フォスター建築を読み解いてきた難波和彦氏を迎え、都市と建築の未来を語り合います。

出演:デヴィッド・ネルソン(フォスター+パートナーズ デザイン統括シニア・エグゼクティヴ・パートナー)、難波和彦(建築家、東京大学名誉教授)
モデレーター:南條史生(森美術館館長)
                                                                 
※日英同時通訳付、手話同時通訳付
※手話同時通訳ご利用をご希望の方は、2016年1月7日(木)までにppevent-mam@mori.co.jpへご連絡ください。

講師紹介

スピーカー
デヴィッド・ネルソン   
フォスター+パートナーズ デザイン統括シニア・エグゼクティヴ・パートナー

フォスター+パートナーズの全プロジェクトに携わるデザイン総合責任者の一人。ラフバラー・カレッジ・オブ・アート、ホーンジー・カレッジ・オブ・アートにおいて3Dデザインを学ぶ。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート環境デザイン科において修士号取得。1976年フォスター・アソシエイツに入社以来、《セインズベリー視覚芸術センター》(1978年、英国)、《香港上海銀行》(1979~1986年、香港)を含む初期の重要なプロジェクトに携わったのち、デザイン担当責任者となる。その後、《アメリカ航空博物館》(1996年、英国)、《センチュリー・タワー》(1991年、日本)、および数多くの国際プロジェクトの責任者を務める。また、《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》(1992~1999年、ドイツ)をはじめ、《ビルバオ・メトロ》(1988~1995年、スペイン)や《カナリー・ワーフ地下鉄駅》(1991~1999年、英国)などの交通プロジェクトにも携わる。最近では、《マクラーレン・テクノロジー・センター》(1998~2004年、英国)、《マスダール・シティ》(2007年~、アラブ首長国連邦)、《アップル・キャンパス2》(2009年~、米国)に取り組む。2002年王立英国建築家協会(RIBA)名誉フェロー称号を授与。
撮影=Niel Young Foster + Partners

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スピーカー
難波和彦 (なんば・かずひこ)
建築家、東京大学名誉教授

1947年生まれ。1969年東京大学建築学科卒業、1974年同大学院博士課程修了。2003年より東京大学建築学科教授、2010年より東京大学名誉教授、放送大学客員教授。難波和彦・界工作舍代表、工学博士。主な建築作品に、《田上町立竹の友幼稚園》(1977年)、《なおび幼稚園》(2004年)、《カッシーナ家具工場》(2005年)、《浅草二天門消防支署》(2006年)、《アタゴ光学機械工場》(2011年)、「箱の家シリーズ001〜152」(1995年~)など。『戦後モダニズムの極北:池辺陽試論』(彰国社、1999年)、『箱の家 エコハウスを目指して』(NTT出版、2006年)、『建築の四層構造—サステイナブル・デザインをめぐる思考』(メディア・デザイン研究所、2009年)、『進化する箱』(TOTO出版、2015年)など著作多数。1995年新建築吉岡賞、住宅建築賞、東京建築賞、2004年JIA環境建築賞、2014年日本建築学会賞業績賞受賞。

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モデレーター
南條史生 (なんじょう・ふみお)
森美術館特別顧問

1949年東京生まれ。森美術館特別顧問。慶應義塾大学経済学部、文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金(1978-1986)等を経て 2002年より森美術館副館長、2006年11月より2019年12月末まで森美術館館長。過去にヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997)及び 台北ビエンナーレ(1998)コミッショナー、ターナープライズ審査委員(ロンドン・1998)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポール・ビエンナーレ(2006、2008)アーティスティックディレクター、茨城県北芸術祭総合ディレクター(2016)、ホノルル・ビエンナーレ キュラトリアルディレクター(2017)等を歴任。慶應義塾大学非常勤講師。 近著に「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」 (美術年鑑社、2010)、「アートを生きる」(角川書店、2012)がある。

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講座趣旨

※森美術館とは




森美術館とは文化都心 六本木ヒルズのシンボルとして、森タワーの最上階に位置する美術館。 「現代性」と「国際性」をテーマに、現代アート、ファッション、建築、デザイン、写真、映像など様々なジャンルの斬新な展覧会を開催しています。
展覧会会期中は休館日がなく、また22時まで開館(火曜日を除く)しています。

※MAMCメンバーとは
MAMC(マムシー)メンバーとは、森美術館(Mori Art Museum)と、現代(Contemporary)美術を、よりお楽しみいただくためのメンバーシップ。展覧会の無料入館や、メンバーイベントへのご案内など、特典を多数ご用意しています。
MAMCメンバーの詳細は、こちらをご覧ください。


募集要項

日時 2016年01月17日 (日)  14:00-16:00

※受付は13:30より開始します。

受講料 1,000円

※「森美術館MAMCメンバー(個人・法人)」の方は無料。
森美術館ウェブサイトよりお申込ください。
森美術館MAMCメンバー個人:https://mamc.mori.art.museum/webapp/form/12176_ias_179/index.do
森美術館MAMCメンバー法人:https://f.msgs.jp/webapp/form/13445_dxt_680/index.do


定員 300名(要事前申込)

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつWEB上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。 恐れ入りますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録下さいますようお願い申し上げます。 尚、その際に同一のメールアドレスはご利用いただけません。必ず人数分のメールアドレスをお手元にご用意の上お申込ください。

主催
協力
会場 アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) 

※申し込み締切:1月15日(金)15:00

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※いかなる理由においても、お申し込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※森美術館のセミナーは1回ごとに異なるセミナーになりますので、日程の振り替え、変更は承ることはできかねます。お申し込みの際にはご注意ください。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【領収証】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

森美術館展覧会情報

「フォスター+パートナーズ展」 会期:2016年1月1日(金・祝)-2月14日(日)
「フォスター+パートナーズ展」 会期:2016年1月1日(金・祝)-2月14日(日)

建築家ノーマン・フォスターによって1967年に設立されたフォスター+(アンド)パートナーズは、世界各地にプロジェクトを実現している国際的な設計組織です。本展は約50年にわたる彼らの活動を総合的に紹介する日本初の展覧会となります。




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