記事・レポート
“生きるように働く”を支援する
毎日が楽しくなる、新しい生き方・働き方:中村健太×古田秘馬
キャリア・人文化
更新日 : 2012年12月10日
(月)
第1章 気軽にエントリーしづらい求人サイト「日本仕事百貨」
「世の中にはこんな仕事もあるんだ!」と、転職する気のない人も楽しめる求人サイト「日本仕事百貨」。そこには具体的な仕事内容ではなく、働く人の想いがぎっしりと書かれています。サイト運営者の中村健太氏と、「丸の内朝大学」や「六本木農園」を手掛ける古田秘馬氏が、新しい生き方・働き方を提案します。
ゲストスピーカー:中村健太(株式会社シゴトヒト代表取締役)
ファシリテーター:古田秘馬(プロジェクトデザイナー/株式会社umari代表取締役)
古田秘馬: 「街・人を変えるソーシャルデザイン」セミナーは、ちょっと工夫したり視点を変えたりすることで、日々の生活や社会の問題を考えるきっかけを提供したい、という思いからはじめたシリーズ企画です。
今は「不景気だ」「世界の市場がどうなるかわからない」なんて言われていますが、新しいものが生まれるチャンスはいっぱいあります。約150年前に起きた明治維新は、新しいことが始まったイメージが強いと思いますが、実はあの時代に、旗本や武士がたくさんリストラされています。超不景気で、幕府側の人間からすると「みんなリストラされて、これからどうすればいいんだ……」という先の見えない時代でした。でも新しい人たちには、新しい世界が見えていたんです。新聞や会社が生まれたのもその頃です。
そう考えると、今の時代も、100年後に振り返ってみたら、まさに新しいことが始まっている瞬間かもしれません。きょうゲストにお迎えした中村健太さんの「日本仕事百貨」は、まさに新しい仕事であり、新しいことの始まりのような気がします。(日本仕事百貨)
そんな話を含めて、中村さんに、まずは「日本仕事百貨」でどんなことをされているのかをお話しいただいた後、後半はディスカッションで、これからの時代はどんな仕事があるのか、働くとはどういうことか、という話をしたいと思います。
中村健太: 僕はこれまで300件以上、仕事を取材してきましたが、秘馬さんがおっしゃるとおり、本当に今、いろいろな仕事が生まれていると思います。
「日本仕事百貨」は、生きるように働く人のための求人サイトです。気軽にエントリーできる、いわゆる“求人サイト”とはちょっと違います。一つひとつの職場を訪ねて取材して、そこで感じたこと、働いている人の思い、仕事の大変な部分を共有するようにしています。求人情報は、そういう文章や写真のあとに、最後に募集要項が出てくる構成になっています。
いわゆる求人サイトって、「ウソはついていないけれど、1を10のように、ちょっとうまいこと言っている」というスタンスを感じることが僕はあるんです。「日本仕事百貨」は、1は1のまま、しっかり伝えることを目指しています。その職場で働くニュアンスを大変なことも含めて、できる限りお伝えする。応募者には、それを知ったうえで応募していただこうということです。
大手サイトに比べたらエントリー者数は多くないかもしれませんが、仕事のことを理解したうえで応募する方が多いので、企業の方はみなさん「非常に確度が高い」とおっしゃってくださっています。
今は「不景気だ」「世界の市場がどうなるかわからない」なんて言われていますが、新しいものが生まれるチャンスはいっぱいあります。約150年前に起きた明治維新は、新しいことが始まったイメージが強いと思いますが、実はあの時代に、旗本や武士がたくさんリストラされています。超不景気で、幕府側の人間からすると「みんなリストラされて、これからどうすればいいんだ……」という先の見えない時代でした。でも新しい人たちには、新しい世界が見えていたんです。新聞や会社が生まれたのもその頃です。
そう考えると、今の時代も、100年後に振り返ってみたら、まさに新しいことが始まっている瞬間かもしれません。きょうゲストにお迎えした中村健太さんの「日本仕事百貨」は、まさに新しい仕事であり、新しいことの始まりのような気がします。(日本仕事百貨)
そんな話を含めて、中村さんに、まずは「日本仕事百貨」でどんなことをされているのかをお話しいただいた後、後半はディスカッションで、これからの時代はどんな仕事があるのか、働くとはどういうことか、という話をしたいと思います。
中村健太: 僕はこれまで300件以上、仕事を取材してきましたが、秘馬さんがおっしゃるとおり、本当に今、いろいろな仕事が生まれていると思います。
「日本仕事百貨」は、生きるように働く人のための求人サイトです。気軽にエントリーできる、いわゆる“求人サイト”とはちょっと違います。一つひとつの職場を訪ねて取材して、そこで感じたこと、働いている人の思い、仕事の大変な部分を共有するようにしています。求人情報は、そういう文章や写真のあとに、最後に募集要項が出てくる構成になっています。
いわゆる求人サイトって、「ウソはついていないけれど、1を10のように、ちょっとうまいこと言っている」というスタンスを感じることが僕はあるんです。「日本仕事百貨」は、1は1のまま、しっかり伝えることを目指しています。その職場で働くニュアンスを大変なことも含めて、できる限りお伝えする。応募者には、それを知ったうえで応募していただこうということです。
大手サイトに比べたらエントリー者数は多くないかもしれませんが、仕事のことを理解したうえで応募する方が多いので、企業の方はみなさん「非常に確度が高い」とおっしゃってくださっています。
“生きるように働く”を支援する インデックス
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第1章 気軽にエントリーしづらい求人サイト「日本仕事百貨」
2012年12月10日 (月)
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第2章 新しい仕事のあり方を実践&提案する「シゴトヒト文庫」
2012年12月11日 (火)
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第3章 いい場は「人」から
2012年12月13日 (木)
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第4章 いい仕事の共通点
2012年12月14日 (金)
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第5章 なりたい職業より、なりたい状態を考えよう
2012年12月17日 (月)
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第6章 統合から新しい職業が生まれる
2012年12月18日 (火)
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第7章 太った人のコミュニティをつくったら、ものすごい価値が出た
2012年12月20日 (木)
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第8章 価値って何だろう?
2012年12月21日 (金)
該当講座
中村健太(株式会社シゴトヒト代表取締役)× 古田秘馬(株式会社umari代表)
日々の生活、社会の問題も、ちょっとした工夫や思いつきで「楽しい毎日」になります。視点を変えるきっかけさえあれば、誰もが工夫し、参加できるのではないでしょうか。
シリーズ「街・人を変えるソーシャルデザイン」では「丸の内朝大学」「六本木農園」など、多くの街・人を巻き込む企画を実行するプロジェクトデザイナー古田秘馬氏をファシリテーターに迎えます。第1回のゲストは、WEBサイト「日本仕事百貨」を運営する中村健太氏。働いている人と、働きたい人の想いをつなぐ、新しい仕事の探し方をきっかけに、社会のありかた、生き方を考えていきます。
キャリア・人 文化
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