記事・レポート

世界一の企画会社を目指すカルチュア・コンビニエンス・クラブ

その足跡と今後の成長戦略を増田社長が語る

BIZセミナー経営戦略キャリア・人
更新日 : 2012年11月02日 (金)

第4章 Tカードは顧客価値の追求から生まれた

増田宗昭(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長兼CEO)

増田宗昭: 2003年、六本木ヒルズにTSUTAYA TOKYO ROPPONGIをオープンさせたとき、Tカードをスタートさせました。出店のお話をいただいたとき、TSUTAYAカードのアクティブユーザーは2,000万人でしたので、企画会社として、「これほど普及しているカードなら、もっと顧客価値を付加できるのではないか?」と考えたのです。

お客さまを見てみると、みなさん、財布に入りきらないほど、いろいろなお店のカードを持っていました。僕も同じで、買い物しても持っていなくて使えないことが多々ありました。そこで、「1枚でレンタルもできる、クレジット機能もついている、どこのお店でもポイントが貯まるし使える。そんな魔法のカードができないかな?」と企画したのがTカードです。

最初にENEOSさんに、お話を持って伺いました。「私たちには2,000万人のお客さまがいます。そのうち84%は郊外に住んでいる方なので、車を持っています。だから必ずガソリンを入れにいきます。Tカードのお客さまが来たら、ENEOSカードではなく、Tカードにポイントが貯まるようにしてください。そうしたらTSUTAYAのお客さまは喜びます。ENEOSさんは、いきなり2,000万人を何の痛みもなく会員化できます」とお話ししたら、「よし、わかった」と、1回の面談で即決してくれました。

こうしてどんどん広めていった結果、現在では、レンタカーを借りても、駐車場に停めても、ローンを借りても、ネットでショッピングをしても、Tポイントが貯まるようになりました。来春(2013年春)には、ヤフーさんはYahoo!ポイントをやめて、全てTポイントに移行します。88社、約47,000店舗(ヤフーを加えると合計7、8万店舗)のネットワークになったのは、企業の都合は一切考えず、お客さまの身になって「こうなったらええな」という顧客価値を考えてやってきた結果です。

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世界一の企画会社を目指す

~カルチュア・コンビニエンス・クラブの成長戦略~

世界一の企画会社を目指す
増田宗昭 (カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 社長兼CEO)

増田 宗昭(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長兼CEO)
7月のランチョンセミナーは、TSUTAYA、Tカードを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長兼CEO増田宗昭氏をお迎えします。


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