セミナー・イベント

シリーズ『ストーリーとしての競争戦略』 ケーススタディ編
ケースで学ぶ「ストーリーづくり」第3回

~アリジェン製薬の戦略ストーリー~

BIZセミナー 経営戦略 ビジネススキル

日時

2011年02月15日 (火)  19:00~21:00

※好評につき満席となったため、定員枠を拡大しました。

終了しています

内容

『ストーリーとしての競争戦略』の著者である一橋大学大学院の人気教授、楠木建氏が登壇した7月のセミナーでは、競争戦略を「ストーリーづくり」として理解する思考様式とその背後にある論理の解説がなされ、大変ご好評いただきました。

11月からは企業の個別のケースを元に、より実践的な内容を学ぶシリーズを3回にわたってお届けするケーススタディ編を開催しております。
第1回では、リクルートの「ホットペッパー」の戦略ストーリーを取り上げ、第2回では、「自動車業界の流通革命」を起こした中古車買取専門業者、ガリバーインターナショナルの戦略ストーリーに焦点を当てました。

第1回は成功した戦略ストーリーを作っていくプロセスの詳細について、そして第2回は成功ストーリーのプロセスとともに、今後どのようにそれを発展させていくのかというストーリーの将来についてフォーカスしました。

そして第3回では、あえて成功事例ではなく、まだ成果はこれからだけれども優れた戦略ストーリーを持っていると楠木教授が絶賛するアリジェン製薬株式会社を取り上げます。

アリジェン製薬は「日本で発見された医薬品を世界の健康のために開発する」ことを理念に掲げる、感染症分野の創薬を主要事業とするバイオベンチャー企業です。
途上国では依然として死亡原因の上位にくる感染症は、経済発展の阻害要因となっています。感染薬を開発することはその国の発展に貢献することにもなります。
また、大手企業があまりメリットに感じない感染症薬に特化することは競合が少ないという利点もあるといいます。

シリーズ最終回の本講座では「日本発のものを世界に」という強い問題意識を持ってアリジェン製薬を創業した所源亮社長をゲストにお招きし、どういう点においてストーリーが優れているのかを読解します。
また、楠木教授が「とにかく話が面白い」と評する所社長に直接ストーリーをお話いただくことで、優れたストーリーテラーとしての要素が何かを学びます。

参考図書

ストーリーとしての競争戦略

楠木建
東洋経済新報社

講師紹介

ゲスト講師
所源亮 (ところ・げんすけ)
アリジェン製薬株式会社 代表取締役社長

1949年2月22日 東京都大森に生まれる。
小学校3年生から中学1年生まで、米国ワシントンDCで生活。
1972年、一橋大学経済学部卒業。
品種改良の世界最大手企業のパイオニア・ハイブレッド・インターナショナル(米国)の国際部営業本部長として56カ国の市場開発を開拓、10年間で年商1千万円から600億円の輸出額を達成。
1982年、帰国後、畜産用ソフトウェア会社等を設立。その後関連6社を合併し、ゲン・コーポレーションを設立。年商100億円を超える企業にする。
1994年、旭化成と動物用ワクチンの日本バイオロジカルズ社を設立し、2009年に日本全薬工業に売却。
2001年、アリジェン製薬を設立。日本のバイオベンチャーとしての60億円を超える資金調達を達成。今までに7つの技術導出契約を締結。これは日本のバイオベンチャーのライセンス契約の過半数に相当する。

一橋大学イノベーション研究センター特任教授、医療・薬業如水会会長、西町インターナショナルスクール理事、社団法人TOKORO奨学金代表理事も務める。

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モデレーター
楠木建 (くすのき・けん)
一橋ビジネススクール教授

一橋ビジネススクール教授。専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している。大学院での講義科目はStrategy。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋大学商学部専任講師(1992)、同大学同学部助教授(1996)、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授(2000)を経て、2010年から現職。1964年東京都目黒区生まれ。

著書として『絶対悲観主義』(2022、講談社)、『逆・タイムマシン経営論』(2020、日経BP、杉浦泰との共著)、『「仕事ができる」とはどういうことか?』(2019、宝島社、山口周との共著)、『室内生活:スローで過剰な読書論』(2019、晶文社)、『すべては「好き嫌い」から始まる:仕事を自由にする思考法』(2019、文藝春秋)、『「好き嫌い」と才能』(2016、東洋経済新報社)、『好きなようにしてください:たった一つの「仕事」の原則』(2016、ダイヤモンド社)、『「好き嫌い」と経営』(2014、東洋経済新報社)、『戦略読書日記』(2013、プレジデント社)、『経営センスの論理』(2013、新潮新書)、『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(2010、東洋経済新報社)、Dynamics of Knowledge, Corporate Systems and Innovation (2010, Springer, 共著)、Management of Technology and Innovation in Japan (2006、Springer、共著)、Hitotsubashi on Knowledge Management (2004, Wiley、共著)、『ビジネス・アーキテクチャ』(2001、有斐閣、共著)、『知識とイノベーション』(2001、東洋経済新報社、共著)、Managing Industrial Knowledge (2001、Sage、共著)、Japanese Management in the Low Growth Era: Between External Shocks and Internal Evolution(1999、Spinger、共著)、Technology and Innovation in Japan: Policy and Management for the Twenty-First Century (1998、Routledge、共著)、Innovation in Japan (1997、Oxford University Press、共著)などがある。

「楠木建の頭の中」というオンライン・コミュニティで、そのときどきに考えたことや書評を毎日発信している。
  オンライン・コミュニティ「楠木建の頭の中」

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講座趣旨

7月に開催した際に募集開始後、すぐに定員に達してしまう人気講座となった一橋大学大学院の楠木建教授のセミナー、『ストーリーとしての競争戦略』。
本講座シリーズは、楠木教授の著書で事例として取り上げている企業において、戦略を実際に作った方をゲストにお招きし、より詳細に個別のケースを通して学ぶ『ストーリーとしての競争戦略』ケーススタディ編です。
楠木教授とゲストで戦略ストーリー構築のプロセスについて対談し、ストーリーづくりの要諦を受講生の皆様と考えてまいります。
個別のケースを見ていくことで競争戦略をストーリーづくりとして考える思考様式や論理だけではなく、実際にどのように落とし込んでいくか、その方法について発見できるはずです。

7月のセミナーのページ

7月のセミナー模様の活動レポート




開催実績

村田育生 (村田作戦株式会社代表取締役 / 株式会社ガリバーインターナショナル顧問)
許哲 (株式会社ガリバーインターナショナル 執行役員 CIO 開発ディビジョン)
楠木建 (一橋ビジネススクール教授)
開催日 :  2011/01/17 (月)

平尾勇司 (Doable株式会社代表取締役・経営コンサルタント)
楠木建 (一橋ビジネススクール教授)
開催日 :  2010/11/08 (月)

募集要項

日時 2011年02月15日 (火)  19:00~21:00

※好評につき満席となったため、定員枠を拡大しました。

受講料 12,000円
定員 80名

※定員になり次第締切らせていただきます。

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。

お申込み期日:2011年2月15日15:00

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
サイトURL : 
お問合せ



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