記事・レポート
『ケロッグ大学大学院 モーニング・セッション「異能の時代~ダイバーシティを活かした価値創造のマネジメント」』
BIZセミナーマーケティング・PR
更新日 : 2008年09月11日
(木)
第11章 ケロッグで得た最大のものはネットワーク
モデレーター: ポルシェやレンジローバーに乗っている人が、どうして軽自動車に乗っている主婦の気持ちが分かるのかなと、私、以前から若干の違和感を覚えていたのですが、今のお話を聞いていて、これはシンパシーじゃなくてエンパシーであるということで非常に深く納得しました。
それでは、今回はケロッグの同窓会のセッションでございますので、星野さんがキャリアを築くに当たってケロッグで得たこと、そのあたりから、少しお聞かせください。
星野朝子: そうですね。先ほどの話で日債銀の会議室を出るとき、私のキャリアは一回崩壊したんだと思うのです。その後、私はケロッグなくして、少なくとも今のキャリアはないです。そういう意味では……
このたびドネーション(寄付)の依頼が来て(笑)、ケロッグにドネーションもさせていただきました。
得たことって本当にいろいろありましたけれど、どちらかというと勉強の内容よりは、ネットワークですよね。皆さんと知り合えたことが、私にとってはものすごく意味がありました。
ケロッグ卒業当時はバブルの真っ只中でした。ご存知と思いますが、「日本人MBA狩り」とか言われたくらい、オファーがすごかったじゃないですか。
モデレーター: そうですね。
星野朝子: 私、シカゴで毎晩「今日はリッツ・カールトン」、「明日はフォーシーズンズ」みたいなディナーに招待されたくらい、すごかったのです。それを振り切って、社会調査研究所という名もないリサーチ会社に入るのですが、仕事がないというわけではないにせよ、入社直後から「で、私、何をしましょうか?」状態に。
逆に社長を含め皆さんは、「(とりあえずこの人雇ったものの……)あなた何をしてくれるんですか?」と。もちろん部下も当時ゼロです。とにかく「好きにやってください」、「必要に応じて部下はつけますから」みたいな感じだったんですね。仕方がないから、自分で営業に行かないといけなくなったんです。
営業に行くといっても、リサーチなんて別に商品があるわけじゃないので、自分を売り込むしかないですね。そんなときに、ケロッグの同僚も先輩もものすごくヘルプしてくれました。それが私のキャリア人生にとっては、最大の宝物です。
それでは、今回はケロッグの同窓会のセッションでございますので、星野さんがキャリアを築くに当たってケロッグで得たこと、そのあたりから、少しお聞かせください。
星野朝子: そうですね。先ほどの話で日債銀の会議室を出るとき、私のキャリアは一回崩壊したんだと思うのです。その後、私はケロッグなくして、少なくとも今のキャリアはないです。そういう意味では……
このたびドネーション(寄付)の依頼が来て(笑)、ケロッグにドネーションもさせていただきました。
得たことって本当にいろいろありましたけれど、どちらかというと勉強の内容よりは、ネットワークですよね。皆さんと知り合えたことが、私にとってはものすごく意味がありました。
ケロッグ卒業当時はバブルの真っ只中でした。ご存知と思いますが、「日本人MBA狩り」とか言われたくらい、オファーがすごかったじゃないですか。
モデレーター: そうですね。
星野朝子: 私、シカゴで毎晩「今日はリッツ・カールトン」、「明日はフォーシーズンズ」みたいなディナーに招待されたくらい、すごかったのです。それを振り切って、社会調査研究所という名もないリサーチ会社に入るのですが、仕事がないというわけではないにせよ、入社直後から「で、私、何をしましょうか?」状態に。
逆に社長を含め皆さんは、「(とりあえずこの人雇ったものの……)あなた何をしてくれるんですか?」と。もちろん部下も当時ゼロです。とにかく「好きにやってください」、「必要に応じて部下はつけますから」みたいな感じだったんですね。仕方がないから、自分で営業に行かないといけなくなったんです。
営業に行くといっても、リサーチなんて別に商品があるわけじゃないので、自分を売り込むしかないですね。そんなときに、ケロッグの同僚も先輩もものすごくヘルプしてくれました。それが私のキャリア人生にとっては、最大の宝物です。
『ケロッグ大学大学院 モーニング・セッション「異能の時代~ダイバーシティを活かした価値創造のマネジメント」』 インデックス
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第1章 私が日債銀を辞めた理由
2008年06月11日 (水)
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第2章 CFTの目的は、各ファンクションへのチャレンジ
2008年06月19日 (木)
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第3章 ダイバーシティとは多様な人材を生かす戦略
2008年06月26日 (木)
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第4章 ダイバーシティ・ディベロプメント・オフィスの設立
2008年07月04日 (金)
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第5章 女性が生産ラインで働くと、"品質"が上がる?
2008年07月15日 (火)
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第6章 以前はマネージャー2,500人の内、女性は5人のみだった
2008年07月24日 (木)
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第7章 なぜ高品質・低価格に商品でも売れないのか
2008年08月01日 (金)
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第8章 "共感"には3つのプロセスモデルがある
2008年08月13日 (水)
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第9章 共感(エンパシー)は、同情(シンパシー)とは違う
2008年08月22日 (金)
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第10章 自分の価値観を押し付けてはいけない
2008年09月01日 (月)
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第11章 ケロッグで得た最大のものはネットワーク
2008年09月11日 (木)
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第12章 星野流「虎の威を借る」営業戦略
2008年09月25日 (木)
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第13章 「自分じゃないとだめ」という居場所探し
2008年10月03日 (金)
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第14章 ウィメンズフォーラムからの4つのメッセージ
2008年10月17日 (金)
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