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『カタログからネットへの通販改革~「ベルメゾンネット」の成功にみる総合型ECサイト運営の鍵~』

更新日 : 2008年08月06日 (水)

第1章 カタログからネット通販へ

アカデミーヒルズRoppongi BIZセミナーの様子

神原弥奈子: この10年弱の間、ECの世界はいろいろと変化してきています。中山さんは1985年に『千趣会』に入社され、1990年からデジタルコンテンツの開発担当としてずっとネットの世界にいらっしゃる方で、言ってみれば千趣会のネット戦略の生き字引のような方です。

中山茂: 今日は、総合通販の『千趣会』がどのようにECにかかわったか、そのメリットとデメリット、総合通販に限らずECが共通で持っている課題と方向性についてお話しできればと思っています。

当社は総合通販のカタログ会社からスタートしました。『ベルメゾン』を創刊したのは1976年で、現在はターゲット別、テイスト別などファッションのカタログだけでも数誌、リビング系だけでも数誌あります。どちらかというと雑誌の展開に近く、中身に関してもビジュアル重視で進めているのが特徴です。

私はもともとTシャツの企画から始めたプランナーですが、ゲームが好きで、90年頃ゲームの企画を出したところ、当時専務だった今の社長が「面白いからやりなさい」ということで研究がスタートしました。

ちょうどCD-ROMを使ったゲームが出始めた頃で、「カタログをCD-ROMにしよう」ということで研究をはじめました。が、いざ研究してみる と、商品の在庫状況をリアルタイムに表示できるわけではないし、紙媒体のようにパラパラめくれないので「さっきのページに、良さそうなのがあったな」とい う手軽な検索性もない。まだそういう時代でした。だから、「CD-ROMはだめですよ」という反対派に鞍替えしました。

その頃、インターネットに出会いました。「これだったら手元のサーバーでリアルタイムにデータを変えられるし、わざわざCD-ROMを配る必要もない」と、今度はインターネットの研究を始めました。

『カタログからネットへの通販改革~「ベルメゾンネット」の成功にみる総合型ECサイト運営の鍵~』 インデックス

該当講座

カタログからネットへの通販革新
~『ベルメゾンネット』の成功にみる総合型ECサイト運営の鍵~
中山茂 (株式会社千趣会 マーケティング本部デジタルメディア部 部長)
神原弥奈子 (株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役)

株式会社千趣会は、2006年に創刊30周年を迎えた「ベルメゾン」をチャネルとしたカタログ販売で躍進する傍ら、2000年にはいち早くオンラインショッピングサイト『ベルメゾンネット』をオープン、順調に業績を拡大し、今なお通信販売のトップカンパニーとして成長を続けています。 カタログ販売とは違ったオンラ....


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