66ブッククラブ
第2回:ビットコイン
読書の会
いま社会で起きていることを知るために。
時代のアクチュアリティをよりビビッドにつかまえるために。
バズワードに踊らされない、ぶれない思考の軸をもつために。
さあ、どの本から、
読みはじめたらいいだろう?
日時
※受付開始は18:30頃を予定しております。

内容

アカデミーヒルズとコンテンツレーベル「黒鳥社」が贈る、“読書会“の新フォーマット「66ブッククラブ」。
4月4日に開催された第1回では、50人ほどの来場者とともに、本をめぐるアツいディスカッションが交わされました。
第1回は「ビッグデータ」をテーマに、ジェームズ・ブライドルによる問題作『ニュー・ダーク・エイジ』を取りあげ、そこからさまざまな方面へと「次に読むべき本」の網を広げていくことを試みました。
本を読み、そのテーマについて著者本人や翻訳者を交えてディスカッションしながら、同時に「次に読むべき本」を自分なりに探していくことを目指す「66ブッククラブ」の第2回は、『多数決を疑う』『決め方の経済学』などの話題作で知られる坂井豊貴さんをお招きして開催いたします
「ビットコイン」をテーマに、坂井さんの最新刊『暗号通貨 vs. 国家』を取り上げ、そこから新しい本との出会いを、参加者のみなさんとともに探してみたいと思います。
『暗号通貨 vs. 国家』をお読みいただいて、「こんな本を思い出した」「こんな本が気になった」といった、自分なりの発見を持ち寄り、著者のみならず、参加者の皆さんとともにシェアしていただきつつ、著者である坂井さん、またゲストモデレーターの池田純一さん、そしてファシリテーターの若林恵さんの、それぞれの「発見」を学ぶ貴重な機会ともなります。
著者を招いた単なるトークイベントとも、読んで感想をシェアしあうだけの読書会とも一味違う、1冊の本をめぐる新しい参加型イベントです。ぜひ一度、ご体験ください!
第2回 ビットコイン

■特別ゲスト:坂井豊貴(慶応義塾大学経済学部教授)
■聞き手:池田純一(デザインシンカー)、
若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター)
■書籍紹介
◎そもそも「通貨」とは何か?
◎ビットコイン「非国家」の思想とは?
◎分散システムはなぜ見事な秩序で動くか?
◎私たちが生きるキャッシュレスな社会とは?
『多数決を疑う』の経済学者が予見! お金と国家をめぐる来るべき未来。
ビットコインは終わらない。まだ始まったばかりだ。
ビットコインをはじめとする暗号通貨(=仮想通貨)は、嫌われている。
とくに一時期のバブルが崩壊してからは、いっそう馬鹿にされるようになった気がする。
でもそういう舐めた態度はよしたほうがいい。暗号通貨は終わっていない。まだ始まったばかりだ。だから、もしあなたがこれまで、よく知らないまま否定していたとしても、いま始めたらいい。今日はあなたの残りの人生の初日なのだ。
世界平和の思想!?
込められた国家への抵抗と変革への期待
たとえばだ。ビットコインは国家が発行するものではない、誰にも総量を増減できない、ということはよく知られている。それではそこに、世界から戦争を無くそうという意志が添えられていることはご存じだろうか。戦争には莫大なコストがかかる。 だから国家は戦争するとき、自国の通貨を増発したり、国債を乱発したりする。しかしビットコインが主流となった経済では、国家が発行するお金に大した価値はない。 戦費が調達できないと、戦争はできない。世界平和の到来。
なにそれ、と思われるだろうか。
でも発想としては面白くないか。 世紀の終わりにカントは『永遠平和のために』で、地上にひとつの「世界共和国」があったら戦争は無くなると論じた。それよりは実現しやすそうなアイデアではなかろうか。まあ戦争の撲滅をビットコインの主目的と考える人は多くはないのだが、さまざまな人々がそれぞれに自分の理想や願望を託している。社会の変革が期待されていたり、抵抗の意志が込められていたりする。
(本文より一部抜粋)
(目次)
[1章]神(サトシ)はビットコインを創成し、やがて姿を消した
創世前夜
あれはバブルか
危険なキャッシュレス
は正体不明
通貨の本質とは何か?
徴税と暗号通貨
[2章]そもそもATMは魔法の箱なのだ
銀行預金のすごさ
国際送金とリップルXRP
P2Pの世界通貨
すべては巨人の肩の上に立つ
[3章]ブロックチェーンの生態系には、人間も機械も黄金もある
黄金を掘りに
送金したら何が起こるか
マイニングの仕組み
バラバラな人々がどうやって同じ台帳を共有するか
負けたマイナーの立場でブロックチェーンを理解する
多数決と正しい確率
ビザンチン将軍問題
[4章]暗号通貨の社会はめちゃくちゃ人間くさい
管理者のいないコミュニティ
新コインへの分裂
ネットワーク効果 調整ゲームと協調行動
[5章]超絶的な自動販売機イーサリアム
サタンの悪戯が奏功するには
若きヴィタリクの情熱
トークンによる資金調達
非国家と社会契約
ノーベル賞学者の参入
[6章]正社員は減ってないし、会社は無くならないし電子化はそう進んでいない
電子化はそう進んでいない
「億り人」は江戸時代より重税
会社は無くならない
仕事は無くならないが
*amazon 内容紹介より
※参加条件:当日『暗号通貨 vs 国家』を議題にディスカッションを行います。事前にお読みいただき、当日ご持参ください。
講師紹介



募集要項
日時 |
2019年06月06日
(木)
19:00~21:30 ※受付開始は18:30頃を予定しております。 |
---|---|
受講料 |
3,000円 ※参加条件:当日『暗号通貨 vs 国家』を議題にディスカッションを行います。事前にお読みいただき、当日ご持参ください。 |
定員 | 40名
※定員になり次第締切らせていただきます |
注意事項 |
※当日の模様は、SNSなどで掲載される可能性があるほか、株式会社黒鳥社(blkswn publishers Inc.)、アカデミーヒルズの広報活動(テレビ局、新聞社、ニュースサイト等の取材・情報提供を含む)で使用される場合がございます。 |
主催 |
|
共催 | |
協力 | |
会場 | アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) |
※お申込期限:2019年6月6日(木)15:00まで
お支払い方法
■お申込・お支払い方法
・Peatixのシステムを使用しています。(※Peatixをはじめてご利用になる方は、最初に会員登録が必要です。)
・お支払方法は、クレジットカード、PayPal、コンビニ・ATM払いがあります。
(※コンビニ・ATM払いは、開催日の5日前までご利用いただけます。)
・お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
・領収証をご希望の方は、お申込完了後、お申込み詳細メールから領収データにアクセスできます。アクセス方法は購入者向けのヘルプページからご確認ください。
【その他】
・円滑な進行のためにいただいた情報を講師の方々に提供させていただきます。
お申込はこちら(Peatix)
注目の記事
-
11月21日 (火) 更新
六本木アートカレッジ
2022-2023年の六本木アートカレッジ <未来を拡張するゲームチェンジャー>」では、新しい価値を生み出す5名のゲストを招き、トークイベン....
<未来を拡張するゲームチェンジャー>イベントレポート
-
10月24日 (火) 更新
動的書房 ~生物学者・福岡伸一の書棚
目利きの読み手でもある生物学者の福岡伸一が、六本木ヒルズライブラリーのために、特別に選んだ“これだけは読んでおきたい本”“ いま読むべき本”....
-
09月28日 (木) 更新
もっとも書物らしい書物—西洋中世写本の魅力に触れる書籍案内
今回は「もっとも書物らしい書物—西洋中世写本の魅力に触れる書籍案内」と題し、手書きから印刷、そしてデジタルへと変遷してきた「書物」の歴史を辿....
現在募集中のイベント
-
開催日 : 12月13日 (水) 19:30~21:00
World Report 第6回 アメリカ発 by 渡邊裕子
いま世界の現場で何が起きているのかを、海外在住の日本人ジャーナリスト、起業家、活動家の視点を通して解説し、そこから何が見えるのかを参加者の皆....
「投開票まであと1年!米国大統領選挙を読み解く」
-
開催日 : 12月06日 (水) 18:30~20:00
シリーズ「編集者の視点〜時代を共に創る〜」
本の背景にあるストーリーから仕事のエッセンスを学ぶ「編集者の視点」シリーズ。第5回ゲストは、日本の翻訳出版界のマーケットシェア60%を占める....
第5回 世界とつながる共通言語を求めて
-
開催日 : 12月08日 (金) 18:30~20:00 読書体験会 第3回 / 09月13日 (水) 18:00~19:30 トークイベント ※終了いたしました / 10月18日 (水) 18:30~20:00 読書体験会 第1回 ※終了いたしました / 11月13日 (月) 18:30~20:00 読書体験会 第2回 ※終了いたしました
『スマホ時代の哲学』読書体験会
スマホ時代の課題を哲学の視点を使って考えていく本書『スマホ時代の哲学〜失われた孤独をめぐる冒険〜』。著者の哲学者・谷川嘉浩さんと、人材・組織....