セミナー・イベント
科学技術振興機構HITE領域コラボ
「混沌(カオス)を生きる」
第1回 人新世における人類の生存領域を考える
一般ライブラリーメンバー
日時
2020年10月30日
(金)
20:00-22:00

内容
パンデミック、頻発する自然災害の猛威は、人類のこれまでの生存領域を脅かしつつある。科学技術を発展させることで物質的な豊かさを追求してきた人類は、いま自然界から猛烈なフィードバックを受けている。人工知能(AI)の登場により、道具であったはずの科学・技術は、我々の個人情報を知りつくした新たな他者になるかもしれない。デジタル監視社会が浸透するリスクに対して、いかに対処すべきか?
いま、近代以降に築いてきた科学技術に対する価値観はもちろん、生命や自然に対する価値観を根源から見直す時が来ている。多様な生命体と共生するための対話力とリーダーシップが求められているのではないだろうか。本企画では、ライフスタイル、社会規範/法制度、都市などについて、科学・人文思想・文化といった多様な分野の識者、そして新しい技術開発に取組むテック系起業家との議論を通じて、人類のありうべき姿、そして社会を再設計する。
人新世における人類の生存領域を考える
気候変動、感染症のグローバルな拡大、自然の猛威の激甚化・・人類が、特に産業革命以降に繰り返してきた自然への搾取と侵食の結果、自然と人類とは危機的な断絶状態ともいえるのではないだろうか。
今回、テクノロジー・都市・文化人類学の3つの側面から、私たちは遠のいていく自然とどのように関係性を繋ぎ直すべきかを考える。風力エネルギーを柔軟かつ効率的に活用することで分散型の発電ネットワーク「電力のオフグリッド化」を目指すベンチャー企業「チャレナジー」チーフストラテジスト 水本穣戸氏の講演をヒントに、新たな都市のあり方について藤村龍至氏(建築家/東京藝術大学建築科准教授)、そして自然と新たな関係性を繋ぎ直すとはいかなることことか文化人類学の観点からも石井美保氏(京都大学人文科学研究所准教授)とともに議論を展開する。
講師紹介





募集要項
日時 |
2020年10月30日
(金)
20:00-22:00 |
---|---|
受講料 |
無料 ※要事前申込 |
受講対象者 | 一般、ライブラリーメンバー |
定員 | 500名 |
注意事項 |
ZOOMウェビナーによるオンライン参加のみとなります(PC、スマホのどちらでも参加可能です) |
主催 |
|
共催 | |
会場 | オンライン開催 |
※お申込期日:2020年10月28日(水)10:00まで
注目の記事
-
05月23日 (火) 更新
アートは新しい資本主義を作ることができるのか?
アートを通じて資本主義の先を見据えるアーティスト・長坂真護氏、アートと資本主義の関係を考察されてきた社会学者・毛利嘉孝氏、スイスのビジネスス....
~サステナブル・キャピタリズムの可能性~
-
04月10日 (月) 更新
フィジカルな紙の魅力を再考する「ブックデザイン・アーカイヴス」
美しい書物とは、どのようなものなのでしょうか。 今回は「フィジカルな紙の魅力を再考する~ブックデザイン・アーカイヴス」と題し、私たちが日常....
-
02月13日 (月) 更新
CATALYST BOOKS vol.6
イベント「カタリスト・トーク」の登壇者が紹介する「理解を深める1冊」。今回は、東京大学の小野塚知二さんに3冊ご紹介いただきました。
現在募集中のイベント
-
開催日 : 07月07日 (金) 19:00~20:30
Library Book Club
大好評を博したイベント「あなたの英語学習法は間違っていませんか?外国語学習の科学にもとづく効率的な習得方法」の講師、若尾和紀さんと英文原書を....
英語リーディング講座
-
開催日 : 06月30日 (金) 18:30~20:00
内田和成の『アウトプット思考』新刊イベント
元ボストン・コンサルティング・グループ日本代表、早稲田大学ビジネススクール教授として「知的生産」の最前線で活躍してこられた内田和成さん。最新....
最小のインプットで最大の成果を得る情報活用術
-
開催日 : 06月26日 (月) 19:00~22:00
森美術館開館20周年記念展「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」
今年20周年の節目を迎える森美術館。その記念企画「ワールド・クラスルーム展」を監修したアシスタント・キュレーターの熊倉晴子による展覧会の解説....
アーティストトーク+自由鑑賞