2013年03月19日 (火)  19:30～21:00

この10年間で宇宙の理解が大きく変わりました。太陽系外の惑星が多数見つかり、地球以外の惑星にも生命が存在する可能性について科学的な議論が始まっています。
宇宙年齢も約137億年であることが分かり、宇宙の主役は私たちのなじみの深い通常の物質ではなく、暗黒物質と呼ばれる正体不明の素粒子や暗黒エネルギーと名付けられた真空の性質で有るという衝撃の事実も判明しました。遠い宇宙の探査も大きく進み、最初の星や銀河が生まれた時代に迫る観測が進んでいます。

これらの知見をもたらせたのは、現代科学の粋を集めた最先端の望遠鏡の活躍によるものです。中でも日本の国立天文台はハワイ島海抜4200ｍのマウナケア山頂に口径8.2ｍのすばる望遠鏡を1999年に完成させ、距離129億光年かなたの銀河の発見や、太陽系外惑星の撮影など、さまざまな成果を挙げてきました。
すばる望遠鏡建設の様子、すばる望遠鏡の驚異の発見、大気のゆらぎによる像のにじみを直すハイテク技術「レーザーガイド星補償光学」などについて、豊富な画像とビデオを軸に分かり易くお話しいただきます。天文学で開発された技術が実生活や他の分野でも応用されている例があることも、お伝えしたい内容の一つです。

これらの成果を元に日米加中印の五カ国は、ハワイ島に次世代超大型望遠鏡TMTの建設を目指しています。口径30ｍの望遠鏡TMTが完成すると何が見えるのでしょうか？　
大型科学協力事業の中、日本はどんな役割を果たすのでしょうか？
未だ見ぬ、宇宙の果てへの挑戦に迫ります。

アカデミーヒルズ　スクール事務局
受付時間：10:00-18:30　(土・日・祝・年末年始を除く）　　　　　　　　　　　　　　　　　
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 

03-6406-6200

サイトURL : 

お問合せ