六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ
—六本木ヒルズ・森美術館10周年記念展「LOVE展:アートにみる愛のかたち」関連プログラム
「遺伝子が明かす、愛の起源」

日時

2013年04月29日 (月)  13:00~14:00 (開場 12:00予定)

※座席は先着順、自由席です。

終了しています

内容

人間は遺伝子に支配される存在なのでしょうか? そして愛は?

「愛(Love)」が生命科学の現場で議論されることは極まれです。なぜなら、実証科学の基本は現象を定量化することだからです。愛を定量的に測定することはできません。しかし、生命科学において「性(Sex)」は分析対象となります。愛と性はイコールではないですが、性を科学的に理解することで「愛の起源」に迫れるかもしれません。

近年「性決定」や「性分化」の分子メカニズムは随分明らかになってきました。一方「性行動」については生態行動学などマクロな研究が依然勝っており、分子レベルの理解にはほとんど至っていません。本講座では、ゲノム人類学の立場からこれら最新の知見を紹介し、ホモ・サピエンスが過去に経験したSex-biased migration(婚姻システムが遺伝子頻度パターンを変化させる現象)のメカニズムについて解説します。

※森美術館とは
森美術館とは文化都心 六本木ヒルズのシンボルとして、森タワーの最上階に位置する美術館。 「現代性」と「国際性」をテーマに、現代アート、ファッション、建築、デザイン、写真、映像など様々なジャンルの斬新な展覧会を開催しています。
展覧会会期中は休館日がなく、また22時まで開館(火曜日を除く)している他、同じチケットで展望台 東京シティビューにも入館できます。

※六本木ヒルズ・森美術館10周年記念展「LOVE展:アートにみる愛のかたち」
人間にとってかけがえのない「愛」をテーマに、ときに憎しみや嫉妬にも
つながる愛の複雑さ、あらゆる対立を超越する愛の力、インターネット社会における新しい絆など、
複雑で変化に富んだ「愛」の諸相を、美術史を彩る名作、意欲的な新作を含む約200点を通して考察します。

講師紹介

ゲストスピーカー
太田博樹 (おおた・ひろき)
北里大学医学部・准教授

1968年生まれ。1997年東京大学・大学院理学系研究科にて博士(理学)修得。日本学術振興会特別研究員として1999年から2年間ドイツ・マックスプランク進化人類学研究所でsex-biased migrationに関する人類集団遺伝学を展開。2001年から4年間アメリカ合衆国・イエール大学医学部にて博士研究員。2005年から東京大学・大学院新領域創成科学研究科・先端生命科学専攻・人類進化システム分野の助教を務めた後、2010年より現職。専門はゲノム人類学。

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司会
南條史生 (なんじょう・ふみお)
森美術館館長

1949年東京生まれ。森美術館館長。慶應義塾大学経済学部、文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金(1978-1986)等を経て2002年より森美術館副館長、2006年11月より現職。過去にヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997)及び台北ビエンナーレ(1998)コミッショナー、ターナープライズ審査委員(ロンドン・1998)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポール・ビエンナーレ(2006、2008)アーティスティックディレクター、茨城県北芸術祭総合ディレクター(2016)、ホノルル・ビエンナーレ キュラトリアルディレクター(2017)等を歴任。慶應義塾大学非常勤講師。近著に「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」 (美術年鑑社、2010)、「アートを生きる」(角川書店、2012)がある。

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