記事・レポート

楽天市場のオンラインマーケティング戦略のポイント

~大型インターネットショッピングモールの成長の軌跡~

更新日 : 2009年02月04日 (水)

第4章 世界中の店舗から商品を購入できるようにするために

黒坂三重さん
黒坂三重: 私たちは店舗さまが作る仮想商店と呼ぶサイトに、お客さまやユーザーの方々をどうやって集めるか、メールマガジンのあり方や広告をどのように使っていただいたらいいかということを、ECコンサルタントを通じて店舗さまに提供しています。例えば、SEO(Search Engine Optimization)対策も日々変更し、どれだけリーチさせるか考えています。

品物を買おうとするその店舗さんについての情報や、買われた方がどんな品質だと言っていらっしゃるかに関しても、より一層フォーカスしていこうと思っております。また、見やすいユーザーインターフェイスをつくっていくことも課題かなと思っております。

「まち楽(らく)」というコンテンツがあります。自治体の方々に協力していただきながら、日本各地の特産品をご紹介しています。地域のPRをしていただこうと、今、知事に楽天ブログを書いていただくために、日本全国を歩いているところです。

例えば、知事のメッセージから始まって地場産品や観光の紹介をしていくということもあります。より細かい地域の情報がここを見れば分かるようにし、地元にいらっしゃる方々が自分の街がここにフォーカスされていることが自慢できるようなコンテンツとして、「まち楽」をつくっていこうとしています。

一方で、さらなる流通拡大のため、国際配送サービスを手掛け始めています。今年(2008年)台湾に開設した『楽天市場』には、現在約440店舗が出店しています。まずは、現地に駐在している日本人の方への配送から始めました。

このように、ご要望に対して買える環境をつくることを着々と実現して、小さな実験を積んで、それを少しずつ大きな振れ幅にしていっています。今後はヨーロッパへの進出を検討していて、この先世界中の店舗から商品購入が可能になるようなグローバル展開をイメージしています。
(その5に続く、全7回)

※この原稿は、2008年8月26日にアカデミーヒルズで開催したオンラインビジネスセミナー「楽天市場のオンラインマーケティング戦略のポイント~大型インターネットショッピングモールの成長の軌跡~」を元に作成したものです。

該当講座

楽天市場のオンラインマーケティング戦略のポイント
~大型インターネットショッピングモールの成長の軌跡~
黒坂三重 (楽天株式会社 楽天市場事業ビジネスユニット 執行役員編成部 部長 兼 楽天市場第四部 部長)
神原弥奈子 (株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役)

1997年5月のサービス開始から、またたく間に国内を代表するインターネットショッピングモールに成長した楽天市場。その躍進の陰には、出店者と消費者の方々へ向けた、緻密なマーケティング戦略の立案と、不断の実行が重要なポイントとして挙げられます。これまでのおよそ10年間に楽天市場が歩んできた道のりは、まさ....


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