オピニオン・記事

楽天市場のオンラインマーケティング戦略のポイント

~大型インターネットショッピングモールの成長の軌跡~

更新日 : 2008年12月11日 (木)

第2章 「楽天経済圏」でユーザーを取り込む

アカデミーヒルズのオンラインビジネスセミナーの様子
黒坂三重: 一旦、『楽天市場』から遠ざかりまして、全体的な話をしてみたいと思います。

そもそも『楽天市場』事業から始まった会社ですが、今ではありとあらゆる切り口から、インターネット上のサービスを提供することでユーザーを取り込むという形を構成しており、メインとなるものが、EC、トラベル、証券、金融、ポータルコンテンツ、クレジットの6種類です。

お客さまが入ってこられる入口として一番大きいのはECで、ベースとなって介入しているのが買い物をした際に付与される「楽天スーパーポイント」です。楽天の会員数は、4,000万人を超えていますが、これは、買い物をされずにコミュニティを使われたり、証券やトラベルといったサービス単体をお使いになられている方々も含んでの数字です。

皆さまが受け取られているメルマガは、利用された店舗さまの販売促進のメルマガが圧倒的に多いと思いますが、ご購入した物のジャンルのニュースも届いているかと思います。それがより地域に密着したものになっていったり、過去に買われたものに紐づけられたプロモーションであったりという形に変化させ、よりターゲティングされた情報提供を推進していくことも、今後の検討材料としてもっています。

グループサービスのクロスユースでは、トラベルと『楽天市場』、証券とトラベルという形で利用されている方々が増えています。今まではシングルユースが多かったのですが、ユーザーの方々がシームレスにほかのサービスも利用してみようと思われるようになってきた傾向があります。この傾向をより一層成長させていこうと考えています。また、並行して、楽天市場内の複数のジャンルを利用していただくような戦略も考えていきたいと思っています。
(その3に続く、全7回)

※この原稿は、2008年8月26日にアカデミーヒルズで開催したオンラインビジネスセミナー「楽天市場のオンラインマーケティング戦略のポイント~大型インターネットショッピングモールの成長の軌跡~」を元に作成したものです。

該当講座

楽天市場のオンラインマーケティング戦略のポイント
~大型インターネットショッピングモールの成長の軌跡~
黒坂三重 (楽天株式会社 楽天市場事業ビジネスユニット 執行役員編成部 部長 兼 楽天市場第四部 部長)
神原弥奈子 (株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役)

1997年5月のサービス開始から、またたく間に国内を代表するインターネットショッピングモールに成長した楽天市場。その躍進の陰には、出店者と消費者の方々へ向けた、緻密なマーケティング戦略の立案と、不断の実行が重要なポイントとして挙げられます。これまでのおよそ10年間に楽天市場が歩んできた道のりは、まさ....


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