六本木ヒルズライブラリー

新米社長のチワワが、会社再生に向けて奮闘!
古尾谷 未央さんの『新米社長チワワ vs 政府系金融機関』

ライブラリーメンバーの古尾谷未央さんは、認定事業再生士として様々な企業のコンサルティングをされています。今回届いた著書『新米社長チワワ vs 政府系金融機関』の主役は、なんと犬! 新米社長のチワワが会社再生に向け、財務部長のダルメシアンや元社長の秋田犬とともに奮闘するというユニークなストーリーです。B/S・P/Lを理解・分析した上での資金調達や、政府系金融機関の活用法など、企業再生のノウハウが様々な登場人(犬?)物たちによって織り成されていきます。ぜひライブラリーの書棚でご覧ください。




ある日突然、父親が経営していた印刷会社の社長に就任することになってしまった、1人娘のチワワ。会社に入ってみると、会社は倒産の危機にあることがわかった。
チワワは社長として、政府系金融機関出身の元支店長ダルメシアンと一緒に会社の再建に取り組んでいく。しかし、古参の社員との衝突やメイン銀行からの支援打ち切りによる資金繰り危機など・・・。果たして、元普通のOLだったチワワは社長として会社と従業員を救えるのか!?

多くの人は、政府系と民間金融機関があるのを知っていても、実際の企業の見方の違いなどは知りません。また、それらをどう活用していくべきかも、あまりご存知ではないかと思います。政府系金融機関出身で企業再生のコンサルティングを行っていた経験から、政府系金融機関とはどういったものなのか、また民間金融機関との違い、その交渉ポイントについてを、わかりやすく書かせていただきました。


本書は、老舗企業のハチ公印刷を舞台に繰り広げられる企業再生の物語です。資金繰りの危機にあったこの企業で経営を任されたチワワは、政府系金融機関出身の伝説の支店長と言われたダルメシアンと共に、どのように会社を再生させていくのか? そして古参幹部と対立しながらも、倒産の危機にあったハチ公印刷をどう再生させていくのか?

会社の再建や銀行取引について、決算書をベースに分かりやすく、ストーリーで展開しています。経営の根幹である財務を理解したい方、今後経営者になろうという方(ビジネスマンの方で起業を考えている方)、政府系及び民間金融機関との交渉のポイント等を理解したい方は、特におすすめです。

古尾谷 未央さん(認定事業再生士、日本生産性本部認定コンサルタント)
大学卒業後、中小企業金融公庫(現、日本政策金融公庫)に入庫。本店審査部に在籍経験あり。公庫の本店、支店を渡り歩き、融資・審査・事業再生・債権管理など多岐にわたり銀行業務を経験。
日本政策金融公庫、(財)日本生産性本部、コンサルティング会社執行役員を経て独立。現在は管理会計をベースにした業務改善や組織活性化等のコンサルティングを行う㈱ハチ公コーポレーションの代表。また、日本経済大学の非常勤講師をつとめ、ファイナンスや経営財務について大学で教鞭をとる。

古尾谷 未央さんの著書

新米社長チワワvs政府系金融機関—ストーリーでわかる!企業再生と銀行取引

古尾谷未央
同友館