六本木ライブラリーで執筆されたという本書。秀和システムの受験対策書『ポケットスタディ』シリーズで、村山さんが書かれた本は通算６冊目。各項目が過去問題を交えて丁寧に解説され、出題範囲から「試験に出る」部分だけが効率よくまとめられています。列車内でも読めるポケットサイズに、合格できる知識やテクニック、そして得点の取りこぼしをなくす「鉄則」「要暗記」といった項目がふんだんに掲載されているのが特長です。

「情報セキュリティスペシャリスト試験」は、応募者に占める合格率がわずか9.5％（平成22年度秋期）という超難関の試験。村山さん自身が何度も不合格を経験したことが、「こういう解答は望ましくない」という解法のアンチパターンの蓄積に繋がり、それがこのシリーズの支持を集める結果となっているそうです。

「『ポケットスタディ』シリーズを支持して下さる最大の読者層は、現場第一線のプロの方々。業務スキルはあるけれど、学習時間が確保できない方のための本です。」と村山さんは仰います。

普通ならば講義でしか話されないような受験テクニックやノウハウが盛り沢山に詰め込まれた本書。ぜひライブラリーの書棚でご覧ください。

1972年京都市生まれ、電気通信大学大学院修了、専攻副総代（学術修士）。専門商社を経て現職。受験対策をエンターテインメントに昇華させるその講義スタイルから、他の講師も一目置く存在に。IEEE（米国電気電子学会）、情報処理学会、日本社会情報学会各会員。情報処理技術者（情報セキュリティ、ネットワーク、上級シスアド、応用情報技術者、他）。秀和システム刊『ポケットスタディ』シリーズで単著６冊の他、監修書籍が２冊。六本木ライブラリーコミュニティメンバー、クルーザーの操船免許も所持。