私にとって、洋書は役に立つものでないとだめ。苦労して読んでも、内容が現実ばなれしていては、読書が時間の無駄になってしまいます。「仕事が忙しくてどうしようもない」と思っていた時期にめぐり合ったのが本書。「明日出来ることは今日やるな」という不思議そうなタイムマネジメントの本ですが、内容は至って合理的で、実際に役立つものでした。著者のマーク・フォースターさんの謙虚な人柄が本にもよく表れています。

１９５６年生。本田技研工業（株）に勤務。同社では、大洋州・中近東・アフリカ・中北欧等の販売・販社開発・企業合併を担当した他、豪州・英国での駐在期間を通じ、多国籍企業のマネジメント、及びメーカーと小売業のパワーバランスに関する研究を行う。現在、同社の渉外部長として、通商政策・海外投資・環境政策・税制などを通じた国内外の政・官・財・業各界との折衝を管轄する。中小企業診断士。