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活動レポート
伝統=Traditional...ではない!?
シリーズ「街・人を変えるソーシャルデザイン」第3回開催!
アカデミーヒルズセミナー活動レポート文化教養
アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート
開催日:2013年4月15日(火)
文/さの 写真/アカデミーヒルズスタッフ六本木アートカレッジのシリーズ「街・人を変えるソーシャルデザイン」セミナー。ちょっとした工夫で、日々の生活や社会の問題を考え、変えるきっかけを提供したいという思いで、丸の内朝大学、六本木農園など手がけるプロジェクトデザイナー古田秘馬さんとアカデミーヒルズのコラボレーションで開催しています。
今回のゲストは、PingMag編集長 / 株式会社トノループ・ネットワークス代表のトム・ヴィンセントさん。トムさんは20年以上日本に住み、日本が誇る伝統技術や、地域の活動に携わっています。運営するオンラインメディア「PingMag」は、2013年3月に復刊したサイト。バイリンガルで記事を配信するため、世界中の読者が日本のイイモノ、面白いものにふれる窓口となっています。
トムさんは、最近「日本を世界に発信しよう」といったキャンペーンがあるが、他国にない良いモノを売り込むのならわかるが、国自体を売り込もうとするのはよくわからない、と言います。例えば、素材・デザインがよく、とても欲しいものが2つあって迷った際に、一方が「Made in Japan」の場合、じゃあこっちにしよう、と選んでもらえるようになることが重要なのであり、「日本産●●」と、先に日本を前面に出すのはあまりよい方法と思えないと感じるとのこと。
今回のゲストは、PingMag編集長 / 株式会社トノループ・ネットワークス代表のトム・ヴィンセントさん。トムさんは20年以上日本に住み、日本が誇る伝統技術や、地域の活動に携わっています。運営するオンラインメディア「PingMag」は、2013年3月に復刊したサイト。バイリンガルで記事を配信するため、世界中の読者が日本のイイモノ、面白いものにふれる窓口となっています。
トムさんは、最近「日本を世界に発信しよう」といったキャンペーンがあるが、他国にない良いモノを売り込むのならわかるが、国自体を売り込もうとするのはよくわからない、と言います。例えば、素材・デザインがよく、とても欲しいものが2つあって迷った際に、一方が「Made in Japan」の場合、じゃあこっちにしよう、と選んでもらえるようになることが重要なのであり、「日本産●●」と、先に日本を前面に出すのはあまりよい方法と思えないと感じるとのこと。
また「伝統」は「Traditional」と英訳されるが、完全にイコールではない、という対談の話題も印象的でした。「Traditional」は古い、古風なものだが、「伝統」は、過去をつないで、未来に統合すること。日本は100年以上続く会社が2万社位あり、世界にそんな国は無いのだから、何故そんなに続けることができるのか、続けて、つないでいくシステムの凄さも「伝統」ではないか、というお話もありました。
日本を良く知るトムさんから「日本は強い国だ」と言われると、誇らしく思うと同時に、知らないことや目に入っていないことの多さに、恥ずかしい気持ちにもなりました。モノを売るだけでなく、本質的な日本の素晴らしいところを日本人自身がきちんと認識し、伝えていくことが重要なのだと思いました。
日本を良く知るトムさんから「日本は強い国だ」と言われると、誇らしく思うと同時に、知らないことや目に入っていないことの多さに、恥ずかしい気持ちにもなりました。モノを売るだけでなく、本質的な日本の素晴らしいところを日本人自身がきちんと認識し、伝えていくことが重要なのだと思いました。
次回開催は6/24(月)~テーマは「まちの保育園」~
次回のシリーズ「街・人を変えるソーシャルデザイン」は、6月24日(月)に「まちの保育園」を運営する松本理寿輝さんをお迎えして開催します。地域の人が利用できるベーカリーやカフェ、ギャラリーなどが併設され、従来の保育園のイメージとは異なる雰囲気で話題の保育園を生み出した、松本さんのお話を伺います。
該当講座
トム・ヴィンセント(PingMag編集長 / 株式会社トノループ・ネットワークス代表)× 古田秘馬(株式会社umari代表)
「日本発、デザイン、生活、ものづくり」をテーマにバイリンガルで記事を配信するオンラインメディア『PingMag』が2013年3月に、5年の休止期間を経て復刊。編集長のトム・ヴィンセント氏は、日本のローカルの魅力を発信する活動を通し、経済産業省の地域政策に関わるなど、地域活性のプロジェクトにも多数関わっています。ITを駆使したオンラインネットワークと、リアルな顔の見えるつながり。相反するようで、この二方向のアプローチが、日本のローカルと世界を近づける近道ではないでしょうか。おなじく地域活性の多くのプロジェクトを仕掛ける古田氏とともに、考えていきます。
建築・デザイン 文化 オンラインビジネス
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