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己を耕し、日本を知り、世界に挑め

日本元気塾 第1期 レビュー座談会

日本元気塾
更新日 : 2010年08月04日 (水)

第2章 「快楽」はビジネスの母

藤巻幸夫氏(左)米倉誠一郎(真ん中)髙島郁夫(右)

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米倉誠一郎: 一番面白かったことは? それとも面白くなかった?(笑)

髙島郁夫: ライフスタイルをビジネスプランにまでつなげるには、正直、12回じゃ足りないと思いました。というのは、ゼロを1にする訓練がほとんどなされていないから、そういうことができる人が世の中にあまりにも少ないのです。だから2期ではビジネスプランよりもっと手前の「感じる」ことをしたいと思っています。そうしないと、ゼロが1になっていかない。

米倉誠一郎: 4のものを6にしようという議論と、ゼロを1にしようというのは確かに次元の違う話ですね。日本の家電や情報機器が今やっていることは、例えば3という携帯電話を防水にして4にしましたという感じです。iPhoneやiPadのようにゼロからまったく新しいものを生み出して、「ほら!」と驚かせてくれるものがない。

藤巻幸夫: そういうのを生み出すには「楽しい」ってことが大事ですね。楽しさは人によって違うだろうけど、何か大きい意味での快楽だと思うんです。俺はよく言っているんですよ、「自分が楽しいと思ったことに人を巻き込む。そういう楽しいものを1つぐらい何か考えてみないか」って。

髙島郁夫: この前、どこかの社長が「快楽は成功です」って言ってましたが、みんな成功を求め過ぎなのではないかと思うんです。成功なんて結果の話で、大事なのはもっと日々のことをどれだけ快楽に感じられるかです。そうでないと、新たなものが出てきません。みんな「結果、結果」と、結果だけを求めている気がします。「間にもっといっぱいあるじゃない?」と言いたいですね。

米倉誠一郎: 日々、快楽が先だと。

藤巻幸夫: 日本の経営者って、「上場した。グループも成長した」となると、別な方向にいってしまって、遊べなくなっちゃう人が多いですね。

米倉誠一郎: 一人ひとりが元気じゃなければ、会社が元気になるわけがない、それで国が元気になるわけがない。日本元気塾の基本は一人ひとりが元気になることですが、これは塾生だけでなく、我々も元気であるとか楽しいということを前面に出さないとダメですね。苦しいけれど頑張ればいつかは、というのでは本当の元気は生まれない。

藤巻幸夫: 苦しいのって無理ですよ。苦しいと続かない。「ああ、今日もいい一日だった」とか「今日は良かったな」って何かしら思うはず。別に何でもいいんですよ。珍しいラーメンを食ったとか、面白い映画を観たとか、女性に出会って恋したとか、勉強して発表したらみんなに褒められたとか。

髙島郁夫: 編集者の見城徹さんは、「好きな女に『あんたって、すごいのね』って言われたい。女は俺が何をやっているか知らないけれど、『ステキ』と言われたい」それがエネルギーになると言っていました。

米倉誠一郎: それって大事ですね。

藤巻幸夫: 人間いくつになっても、そういう欲があっていいですよね。米倉先生だってモテたいじゃないですか。だからしゃれた格好したり、服だけじゃなくて言葉づかいにも気を配ったり。

米倉誠一郎: 負けないようにしてきただけ(笑)。でも、それって生き方ですね。日本元気塾で大事なのは、講師の後姿。「こんな人がいるんだ」「こんな生き方があるんだ」ということを見せて、暗黙知を暗黙知のまま伝えられればいい。

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