企業活動における個人情報管理の実務
最新法律情報と個人情報保護法運用の実務
ベーシック法務、知財
日時

内容
本講座では、3年の経過を経て、法施行後に明らかになった実務上の問題点を含め、個人情報保護の「実務」を総点検します。企業が取り扱う個人情報は、個人情報保護法上の「個人情報」としての保護以外に、民法上のプライバシー、不正競争防止法上の営業秘密、著作権法上のデータベースなどとしても保護され、また、刑法や不正アクセス禁止法の適応対象にもなることがあり、個人情報を企業の経営資源としての情報(企業情報)としてとらえる必要があります。経済産業省のガイドラインの改正や、不正競争防止法、著作権法などの解説と運用実態をご紹介しながら、個人情報に関する過剰反応が指摘される中、実務上の指針を示します。
1.企業情報に関する法律の整理
1. 個人情報保護法2. 不正競争防止法
3. プライバシー権、肖像権、パブリシティ権
4. 著作権法
5. 不正アクセス禁止法
6. プロバイダ責任制限法、など
2.個人情報保護法をめぐる最近の動向
・ガイドライン改正・いわゆる「過剰反応」
3.個人情報等の取扱をめぐる実務
・情報取得時における問題点・情報管理時における問題点
・情報利用時における問題点
・情報提供時における問題点
・情報開示請求等への対応
4.情報漏えい事故における対応
講師紹介
講師
五十嵐敦 (いがらし・あつし)
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士
弁護士、ニューヨーク州弁護士、TMI総合法律事務所パートナー。
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。1995年弁護士登録。2001年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)ロースクール卒業(LL.M.)。2002年ニューヨーク州弁護士資格取得。2003年から中央大学法学部兼任講師。主な取扱分野は、IT関連法、知的財産、メディア/エンターテイメント/スポーツ法、国際取引/紛争、企業法務全般。主要著書として、『個人情報管理ハンドブック 第2版』(商事法務、2008年、共著)、『個人情報管理ハンドブック』(商事法務、2005年、共著)、『ITの法律相談』)青林書院、2004年、共著)、『著作権の法律相談 第2版』(青林書院、2006年、共著)、『知財ライセンス契約の法律相談』(青林書院、2007年、共著)、『知的財産法の理論と実務 第4巻』(新日本法規、2007年、共著)がある。

講師
白石和泰 (しらいし・かずやす)
TMI総合法律事務所 弁護士、TMI総合法律事務所アソシエイト。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1993年宅地建物取引主任者試験合格。1998年司法書士試験最終合格。2001年司法試験第二次試験最終合格。2003年弁護士登録。主な取扱分野は、IT関連法、電気通信、不動産、企業法務全般。主要著書として、『個人情報管理ハンドブック第2版』(商事法務、2008年、共著)がある。

募集要項
日時 |
2008年07月01日
(火)
19:00~21:30 |
---|---|
受講料 |
10,000円 |
定員 | 60名
※定員になり次第締め切らせていただきます |
主催 |
|
会場 |
アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) ※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。 |
注目の記事
-
04月22日 (火) 更新
aiaiのなんか気になる社会のこと
「aiaiのなんか気になる社会のこと」は、「社会課題」よりもっと手前の「ちょっと気になる社会のこと」に目を向けながら、一市民としての視点や選....
-
04月22日 (火) 更新
米大学卒業式の注目スピーチから得られる学び<イベントレポート>
ニューヨークを拠点に地政学リスク分析の分野でご活躍され、米国社会、日本社会を鋭く分析されているライターの渡邊裕子さんに、アメリカの大学の卒業....
-
04月22日 (火) 更新
本から「いま」が見えてくる新刊10選 ~2025年4月~
毎日出版されるたくさんの本を眺めていると、世の中の"いま"が見えてくる。新刊書籍の中から、今知っておきたいテーマを扱った10冊の本を紹介しま....