セミナー・イベント

孤独から美とリズムへ

本から学ぶ「あなた自身の哲学」のために

一般ライブラリーメンバー

日時

2020年01月27日 (月)  19:00~20:30

※受付開始は18:30頃を予定しております。

終了しています

内容

昨年末に刊行した、ちくまプリマー新書の『若い人のための10冊の本』とその続編とも言うべき(じつは5年前に刊行した)『君自身の哲学へ』(大和書房)を通して、このカオスの世界に向かいあう「自分自身の哲学」をどう見出すのかをいっしょに考えます。
あらゆる問題に対して「ソリューション」が求められる時代ですが、自分自身にとっては、「ソリューション」のない問い、「正解のない問い」を問い、生きることがどれほど大事なのか、を語ってみたいのです。
一冊の本が時間と空間を超えて伝えてくれる世界の振動、心の波動を受けとめることを通じて自分自身を発見していく、自分自身を「学んでいく」。それこそが、「哲学」なのではないか。「哲学」は、難解な「知識」でもなく、高邁な「思想」でもなく、「存在」の「ダンス」だ!という方向を目指してみます。それを、わたしたちは、本と「対話」をすることで学んでいくことができる。
本の「重さ」のなかには、けっして「情報」には還元されない「意味」そして「意味を超えた感覚」がまるで「秘密」のように、隠されているのです。本を通して、「わたし自身」がどのように形成されたのか、その「秘密」を少し明らかにすることにもなるはずです。
『若い⼈のための10冊の本』および『君⾃⾝の哲学へ』をお読みでない方でも参加可能なセミナーです。

講師紹介

スピーカー
小林 康夫 (こばやし・やすお)
東京大学名誉教授/東大EMP講師

東京大学大学院人文科学研究科 比較文学比較文化専攻卒業。
フランスのパリ第 10 大学で博士号取得。電気通信大学助教授、東京大学教養学部助教授・教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て現職。
専門は表象文化論・現代哲学。哲学からアート・文学・建築・ファッションまで幅広い分野での批評的活動をこれまで展開。
UTCP(University of Tokyo Center for Philosophy)のセンター長を十年以上つとめ、そこを拠点に各国の研究者とのさまざまな共同研究を行ってきた。
多くの著書・編集本・翻訳がある。最近では、対話の重要性についても語っている『若い人のための10冊の本』(筑摩書房、プリマー新書 2019年12月)、最近著では『日常非常、迷宮の時代ーーオペラ戦後文化論(Ⅱ)1970-1995』(未来社、2020年9月)など。
その他に『表象文化論講義 絵画の冒険』(東京大学出版会、2016 年)、『オペラ戦後文化論1 肉体の暗き運命 1945-1979』(未来社、2016 年)、『君自身の哲学へ』(大和書房、2015年)、『「知の技法」入門』(河出書房新社、2014 年、大澤真幸との共著)、『こころのアポリア?幸福と死のあいだで』(羽鳥書店、2013 年)、『歴史のディコンストラクション?共生の希望へ向かって』(未来社、2012 年)、『存在のカタストロフィー:〈空虚を断じて譲らない〉ために』(未来社、2012 年)など。
三宅一生デザイン文化財団 理事、日本証券奨学財団 評議員、日本デザイン振興会 評議員など。

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募集要項

日時 2020年01月27日 (月)  19:00~20:30

※受付開始は18:30頃を予定しております。

受講料 3500円(税別)


【ライブラリーメンバー:2500円(税別)】
・メンバーアプリにて「プロモーションコード」をご確認いただき、
お申込画面で該当コードをご入力ください。
・当日、受付時に会員証をご提示ください。
・本割引は、セミナー開催時にメンバーの方が対象です。


定員 50名

※定員になり次第締切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
協力
  • 東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム
会場 アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期限:2020年1月27日(月)15:00まで

お支払い方法

お申込・お支払い方法
・イベントレジストのシステムを使用しています。(※イベントレジストをはじめてご利用になる方は、最初に会員登録が必要です。)
・お支払方法は、クレジットカード、PayPal、コンビニ・ATM払いがあります。
(※コンビニ・ATM払いは、開催日の5日前までご利用いただけます。)
・お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
・領収証をご希望の方は、お申込完了後、イベントレジストの「マイチケット」ページ内<領収証データ> ボタンをクリックして下さい。領収証データが表示されます。

【その他】
・円滑な進行のためにいただいた情報を講師の方々に提供させていただきます。


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