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新しいテクノロジーを自分で使いこなそう!

~“石倉洋子のグローバル・ゼミ”は同窓会も「チャレンジ」の場~

活動レポートグローバル政治・経済・国際キャリア・人
更新日 : 2017年02月14日 (火)

1月最後の日曜日。晴れ渡る気持ち良いお天気の午後、石倉洋子のグローバル・ゼミ(Global Agenda Seminar/GAS)の卒業生がアカデミーヒルズに集まりました。目的は年に1度開催される同窓会への参加ですが、ただの交流会では終わらないのがGAS流です。全員PC持参で参加した彼らが実施したこととは・・・?

講師:石倉洋子(一橋大学名誉教授)
ゲスト:吉原龍雄(Sunny Sunny Sunday創業者)
開催日:2017年1月29日(日)
文/清水 写真/御厨 慎一郎 

新しいテクノロジーを「知ろう」


ゲストの吉原氏によるプレゼンテーション

最初に、石倉教授からの冒頭のご挨拶があり、昨今話題となっている「働き方改革」や「第四次産業革命」に関する最近の動きについてのお話、そして日本の教育や規制がいかに遅れているかの問題提起がなされました。

石倉教授は、働き方改革に関連して個人は自分の生産性を上げることが問われており、最新のテクノロジーを効果的に使うことで簡単に生産効率を上げることができるだけでなく、自分の生活を楽しく豊かにすることができることを多くの人が知らずにいることを指摘しました。

だからこそ、今回の同窓会のテーマ「最新のテクノロジーを活用したワーク/ライフスタイル」は誰にでも重要なことであると強調した後、テクノロジーの使い方を教えて下さるゲストの吉原龍雄氏のからのプレゼンテーションに移りました。

吉原氏にはGoogleフォト、YouTube、GoogleハングアウトやGoogleスライド等のクラウドの活用法を教えていただきました。

撮影した画像や動画を容量を気にすることなく即座にクラウドにアップし、指定した相手に共有できるなど簡単に管理できるGoogleフォトのアプリの使い方や、いま撮った動画をYouTubeにアップロードする方法などを、ご自身が会場で撮影した素材を事例として見せながら分かりやすく解説して下さる吉原氏。

参加者は吉原氏のプレゼンテーション資料と自分のPC画面を見比べながら、ついていこうと必死です。

その後、それらのアプリを使って画像や動画をすぐにプレゼンテーションスライドに埋め込む方法を学び、同窓会の前半パートが終了しました。

「知る」だけでなく「使いこなそう」


その場で撮影した画像や動画をすぐに使うのがポイント
同窓会セッション後半では、前半で吉原氏から学んだことをグループに分かれて実践してみました。

実践するためのテーマは、次の2つです。

1.GASをプロモーションするためのプレゼンテーションスライドを作成する

2.石倉教授が主宰するDavos Experience in Tokyo(ダボスの経験を東京で)をプロモーションするためのプレゼンテーションスライドを作成する

会場で画像や動画を撮影し、その場ですぐに活用すべくグループで2つのいずれかのテーマに取り組み始めた参加者の皆さんですが、「たった今、学んだばかりのテクノロジーを使いこなすこと」かつ、「プロモーションのための内容を考えること」という2つのチャレンジに、頭を悩ませながら長時間にわたって作成していました。

GASで得た刺激し合える仲間は人生の財産


「実際にやってみること」はGASのキーフレーズ!
各チームは出来上がったプロモーションスライドを使ってそれぞれプレゼンテーションを行いました。

それからどこのグループの作品が最も良かったかを投票システムを使って投票し、その結果、「ダボスの経験を東京で」をプロモーションしたチーム"6 Evangelists"が優勝しました。

セッションは全て英語で行われ、インプットだけでなく、参加者によるアウトプットがあり、新しいことにチャレンジしてみる、というGASらしさ満載の同窓会となりました。

場所を移して開催した懇親会ではお酒も入って大いに盛り上がり、「刺激になり、参加して良かった」という声を多数いただきました。アンケートでも「もっと勉強したい」、「ITリテラシーが遅れていると感じたので今日を機会にチャレンジしたい」などのコメントをいただきました。

「GASには行動力のある人々が多いので、私にとっても、大切なネットワークです。」という石倉教授の言葉に、皆さんがうなずき合っているのが印象的でした。

GASは2017年も開講する予定です。今年は参加者が実際にあるプロジェクトに取り組む、という新たなフォーマットにチャレンジします。

4月以降に募集を開始する予定です。詳細が決まりましたら、公式WEBサイトでご案内してまいります。