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「グローバル」が個人の選択肢ではなく、「必然」となった時代の学び方

アカデミーヒルズは「アウトプット重視」のグローバル人材育成講座を拡充します!

活動レポートグローバルビジネススキル

アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート
文/清水 香帆 写真/アカデミーヒルズスタッフ


8月1日に開催した「英語で行うビジネスミーティング」の講座風景

いま、日本では世界規模で活躍できる人材の育成が課題となっています。

少子高齢化が進行して国内市場が縮小する中、どの企業もグローバル市場への進出・拡大は避けて通れない道となっており、「グローバル」は、もはや選択肢ではなく、「必然」とまで言われています。

少し前までは企業の採用において海外留学経験がそれほど重視されていなかったにも関わらず、社内公用語を英語にする日本企業が話題になるなど、ここ数年の急激な変化に、企業も個人もどこから手をつけていいのか分からないという状態なのではないでしょうか。

また留学を検討している人でも、高額な費用や会社を辞めるリスクなどを考えると、現実的にはなかなか行動に移せない方も少なくありません。

個人が学びたいときに能動的に学ぶビジネスパーソンをサポートするアカデミーヒルズ・六本木スクールでは、グローバルに活躍するために「まず、いま日本でできることをしたい」と考えている方を対象とした講座を拡充しています。

「グローバル人材」になるために必須のスキルとして私たちが注目するのは、「単なる英会話ではなく、実際にビジネスの現場で英語を使ってコミュニケーションを取る力」、「異なるバックグラウンド、価値観の人たちとも協働していく力」、「複雑な世界の問題を自分で考え、英語で提案する力」などです。

そして上記のどれもが「実践することで定着し、身につく」スキルであることから、実践に近い、アウトプットを重視した講座のラインナップを広げています。

上記の中でも特に「実際にビジネスの現場で使う英語を」を身につけたい方を対象に開催しているのが、8月にスタートしたUCLA Extension Tokyo Center提携講座シリーズです。

本シリーズは、各回個別に募集する下記の3回の講座で構成されています。

第1回:8/1開催「英語で行うビジネスミーティング 2時間半の実践トレーニング」

第2回:8/23開催「英語で行うビジネスプレゼンテーション 2時間半の実践トレーニング」

第3回:9/19開催「英語で行う異文化コミュニケーション」(近日募集開始予定)


受講生の発言を促すDavid Tedone講師
8月1日に開催された第1回目の講座は、事前にビジネスミーティング(会議)に参加するために必要な考え方やフレーズ、当日行う会議のテーマを予習してきた参加者が、ケーススタディをもとに制限時間内でミーティングを何回もこなしていくという実践型のもの。

会議を運営していくスキルに焦点を当てながら、受講生が実際にやってみることでコツをつかんでいく様子がみてとれました。

3回のシリーズを通して講師を務めるDavid Tedone氏は、「語学の習得には、自分で思考し、実際に取り組むことが重要」だといいます。

ただ単語を暗記して、穴埋めしていくのではすぐに忘れてしまいますが、クリエイティブな思考をもとにコミュニケーションすることで英語を自分のものとして定着させるのです。

8月23日に開催する第2回目の「英語で行うビジネスプレゼンテーション」、9月に開催する第3回目の「英語で行う異文化コミュニケーション」も、実際に受講生が課題に取り組んでアウトプットしていくことを重視しており、繰り返し参加することで、スキルを高めていくことができます。

一方で、2010年1月から開催しているグローバル・アジェンダ・ゼミナール(GAS)は、アウトプットの内容により重きを置いた構成となっています。

GASは、複雑な世界の課題について自分の問題意識をベースにリサーチし、思考し、レポートにまとめた上で当日議論することで、グローバルに発信する力を身につけることを目指しています。

ある程度の英語力がある方でも、実際に英語で何かのテーマについて自分の意見を書いたり、ディスカッションで発言することは苦手という人が少なくありません。
GASでは毎回のセッション時に講座のほとんどの時間を実践部分に費やすことでアウトプットの場を確保しています。

これらの講座の参加者から多く聞かれるのは、「日本では、ここまで英語で議論したり、アウトプットする機会がほとんど無い」ということです。

今後のアウトプットを重視したグローバル人材育成講座のラインナップの中で新しいものとして、米国のドラッカースクールと共催で開催する「ドラッカースクールに学ぶマネジメントの真髄」シリーズの第2回目(2012年11月17日開催予定)、と第3回目(2013年1月26日開催予定)が加わります。(第1回目は日本語中心となります。)

ピーター・ドラッカーの哲学を発展させ、現代に即した新しいマネジメントの本質を探るプログラムで、英語で思考し、議論していくもので、日本ではなかなか体験できない講座です。


今後もアカデミーヒルズは「英語で質の高い議論」ができる機会を提供してまいります。


該当講座

英語で行うビジネスミーティング 2時間半の実践トレーニング

~英語の会議に効果的に参加するスキルとテクニックを学ぶ~

英語で行うビジネスミーティング 2時間半の実践トレーニング
David Tedone (UCLA Extension Tokyo Center 主任講師)

David Tedone(UCLA Extension Tokyo Center主任講師)
本プログラムは、ビジネスシーンで英語の会議に参加するための実践的なトレーニングをします。単なる会話ではなく、仕事で使える英語力を習得したい方にお勧めです。


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