六本木ヒルズライブラリー
『春の小川』の源流を求めて
天空のマップ・カフェ
メンバーズ・コミュニティ
更新日 : 2013年05月27日
(月)
開催日:2013年4月14日(日)10:00~
平成25年度最初の「天空のマップ・カフェ」は屋外に出てフィールドワークという形で行いました。題して「『春の小川』の源流を求めて」。
かつては小川のせせらぎが聞こえていたような場所も生活圏の拡大などで川に蓋をされて暗渠となってしまっていたり、或いは埋め立てていたりなどして、それぞれ特色のある土地利用がなされている箇所が多く残っています。普段は何気なく見過ごされているような所に昔の川の痕跡などを見出すこともできます。
今回のフィールドワークでは、午前に渋谷を起点にして渋谷川の源流をたどり、午後は宇田川町の地名の由来となっている宇田川、その支流となっている河骨川を遡りました。河骨川は一説に童謡『春の小川』の舞台とされている川で現在代々木のオリンピック青少年センターの近くには『春の小川』の記念碑が立っています。
水先案内人には慶應学生の村田賢さんにお願いをしました。村田さんはなんと3歳の頃から湧水地に興味を持ち、現在では都内各地の暗渠や川の跡を訪ね歩いていて、学校の「労作展」と呼ばれる研究作品として東京の河川と暗渠に関するレポートを毎年発表されるという異才の学生さんです。
10時過ぎに六本木を出発し、村田さんのガイドの下、観光客や買い物客で溢れる渋谷・原宿のキャットストリートにかつて川が流れていた頃の護岸の跡やポツンと残る昔の橋の橋名板を見つけては、皆で歓声を上げていました。
東京の地下水が湧水する場所は、砂礫層と関東ローム層の間の帯水層が高度にして大体30mの等高線の辺りだという事です。今回訪れた東郷神社の神池や明治神宮の清正井はそれに相当します。
午後は河骨川を遡り『春の小川』の源流とされているうちの2箇所の近辺(渋谷区代々木4丁目付近及び渋谷区初台付近)まで歩きました。
本日歩いた総距離はおよそ13km! 参加者の皆様大変お疲れ様でした。今回屋外での活動で一部人通りの多い繁華街を通る事もありましたが、参加者の皆様のご協力で全員無事に目的地に辿り着くことができました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
かつては小川のせせらぎが聞こえていたような場所も生活圏の拡大などで川に蓋をされて暗渠となってしまっていたり、或いは埋め立てていたりなどして、それぞれ特色のある土地利用がなされている箇所が多く残っています。普段は何気なく見過ごされているような所に昔の川の痕跡などを見出すこともできます。
今回のフィールドワークでは、午前に渋谷を起点にして渋谷川の源流をたどり、午後は宇田川町の地名の由来となっている宇田川、その支流となっている河骨川を遡りました。河骨川は一説に童謡『春の小川』の舞台とされている川で現在代々木のオリンピック青少年センターの近くには『春の小川』の記念碑が立っています。
水先案内人には慶應学生の村田賢さんにお願いをしました。村田さんはなんと3歳の頃から湧水地に興味を持ち、現在では都内各地の暗渠や川の跡を訪ね歩いていて、学校の「労作展」と呼ばれる研究作品として東京の河川と暗渠に関するレポートを毎年発表されるという異才の学生さんです。
10時過ぎに六本木を出発し、村田さんのガイドの下、観光客や買い物客で溢れる渋谷・原宿のキャットストリートにかつて川が流れていた頃の護岸の跡やポツンと残る昔の橋の橋名板を見つけては、皆で歓声を上げていました。
東京の地下水が湧水する場所は、砂礫層と関東ローム層の間の帯水層が高度にして大体30mの等高線の辺りだという事です。今回訪れた東郷神社の神池や明治神宮の清正井はそれに相当します。
午後は河骨川を遡り『春の小川』の源流とされているうちの2箇所の近辺(渋谷区代々木4丁目付近及び渋谷区初台付近)まで歩きました。
本日歩いた総距離はおよそ13km! 参加者の皆様大変お疲れ様でした。今回屋外での活動で一部人通りの多い繁華街を通る事もありましたが、参加者の皆様のご協力で全員無事に目的地に辿り着くことができました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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