六本木ヒルズライブラリー

『和菓子の歴史』

相田 文三(株式会社虎屋 虎屋文庫 研究主任) 

ライブラリーイベント

【ライブラリーメンバー対象】 
※「マイページ」よりお申し込みください。
※日本語による講演です。

日時

2016年01月08日 (金)  19:30~20:30
終了しています

内容

【概要】
「和菓子」という言葉は、
近代に入って流入してきた西洋の菓子に対して、生まれた言葉。
色かたちの美しい上生菓子から、大福や煎餅のような日常のおやつ、
バラエティ豊かな郷土菓子まで、様々なものが思い浮かびますが、
そのルーツには意外なものも含まれています。

たとえば、古代の日本では、「菓子」といえば、栗や椎、榧(かや)
のような木の実や、柿、蜜柑などの果物を指していました。
また、代表的な和菓子の一つ、羊羹の原形は、中国で食べられていた
羊の羹(あつもの・とろみのあるスープ)です。

年明け第一段の今回は、日本古来の食べ物に外国の食文化の影響も加わって
かたち作られてきた、意外に知られていない和菓子の歴史をご紹介します。



【スピーカー】相田 文三

株式会社虎屋 虎屋文庫 研究主任
2005年入社。

【虎屋文庫】

虎屋の菓子資料室。和菓子文化の伝承と創造の一翼を担うことを目的に、昭和四十八年(一九七三)に創設された。虎屋歴代の古文書や古器物の収蔵、和菓子に関する史資料収集、調査研究活動を行うとともに、虎屋ギャラリーでの展示活動や機関誌『和菓子』の発行を通して和菓子の情報発信を行っている。また、とらやホームページ(http://www.toraya-group.co.jp/toraya/bunko/)にて「歴史上の人物と和菓子」(隔月更新)を連載中。
なお、虎屋ギャラリーは本社ビル建て替えのため、現在、休館しており、平成三十年(二〇一八)に新ギャラリーが開館の予定。