六本木ヒルズライブラリー

“ごみゼロ”の生活って本当ですか?
「上勝町ゼロ・ウェイスト宣言」を考える

一般ライブラリーメンバー

本イベントは、新型コロナウィルスの感染拡大リスクを考慮し、開催を延期いたします。延期後の開催日程は、本WEBサイトにて決まり次第ご案内いたします。




日時

2020年03月10日 (火)  19:00~20:30

※受付開始は18:30頃を予定しております。

終了しています

内容


日本人一人1日あたりのごみの量をご存知ですか?
「920グラム」(環境省 日本の廃棄物処理 平成29年度版)だそうです。
これを「ゼロ」にすることは可能でしょうか???
17年前からそれに取組んでいるのが、徳島県の上勝町です。


2003年に「未来の子どもたちにきれいな空気やおいしい水、豊かな大地を継承するために、2020年までに上勝町のごみをゼロにすることを決意し、上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)を宣言します」という「ゼロ・ウェイスト宣言」を日本で初めて発表しました。
町民は自ら45の項目ごとにゴミを分別するなど独自の活動を行っています。その結果、人口1,600人に満たない小さな町に、年間約2,600人が国内外から視察に訪れています。

その上勝町に4月にゼロ・ウェイスト・センター「WHY」がオープンします。これは、ごみステーション、ラーニングセンター、ホテル、ラボラトリー、体験案内所の複合施設で、上勝町の取組みをより深く知り、学び、「なぜここに?」「なぜごみを?」・・・という問いかけに対する答えを見つける場所(我々自身が考える場所)を目指しています。

この度のイベントは、「WHY」の建築設計を担当された建築家の中村拓志さん、ゼロ・ウェイストの理念に基づいて上勝町でブルワリー「RISE & WIN」を2015年にスタートさせた田中達也さんにご登壇いただき、上勝町の取組み、そして「WHY」プロジェクトが目指すこと、そして私たちが、未来のこどもたちのために何をしなければならいのかという問いについて考えます。

ファシリテータ—には、「森と人がもっとずっと生きる社会」を目指して活動する森林保全団体「more trees」の事務局長の水谷伸吉さんに務めていただきます。

※「WHY」と「RISE & WIN」は、地域で伐採された杉材や不要になった建具や家具などを活用して設計されています。




講師紹介

中村拓志 (なかむら・ひろし)
建築家

1974年 東京生まれ。鎌倉と金沢で少年時代を過ごす。 1999年 明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。同年隈研吾建築都市設計事務所入所。 2002年 NAP建築設計事務所を設立し、現在に至る。地域の風土や産業、敷地の地形や自然、そこで活動する人々のふるまいや気持ちに寄り添う設計を信条としている。

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田中達也  (たなか・たつや)
スペック・バイオラボラトリー代表

1969年生まれ。徳島県出身。食品安全のための衛生検査所、スペック・バイオラボラトリー代表。地域の課題をテーマとした事業に関わったことがきっかけで、徳島・上勝町の活動に携わる。2015年、町が取り組む環境活動「ゼロ・ウェイスト」の理念に基づき、「RISE&WIN Brewing Co. BBQ&General Store」を立ち上げる。2016年、東京・東麻布に「RISE&WIN Brewing Co. KAMIKATZ TAPROOM」をオープン。2017年、ポートランドからビール醸造設備を導入し、第2醸造所とバレル庫、イーストラボを備えた複合施設「STONEWALL HILL CRAFT&SCENCE」を開設。

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水谷伸吉 (みずたに・しんきち)
一般社団法人more trees事務局長

慶応義塾大学経済学部を卒業後、2000年より㈱クボタで環境プラント部門に従事。2003年よりインドネシアでの植林団体に移り、熱帯雨林の再生に取り組む。2007年に坂本龍一氏の呼びかけによる森林保全団体「more trees」の立ち上げに伴い、活動に参画し事務局長に就任。日本の森づくりをベースとした国産材プロダクトのプロデュースのほか、熱帯雨林の再生活動、カーボンオフセット、ツーリズム、被災地支援も手掛ける。

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募集要項

日時 2020年03月10日 (火)  19:00~20:30

※受付開始は18:30頃を予定しております。

受講料 無料
定員 150名

主催
  • アカデミーヒルズ
共催
協力
会場 アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)