六本木ヒルズライブラリー
今読むべき新刊書籍12冊 -2021年6月-
「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?
『生物はなぜ死ぬのか』小林武彦(著)、『ダチョウはアホだが役に立つ』塚本康浩(著)など、新着本からお薦め書籍をご紹介します。
![](/library/book/tips/2021/av5bgp00000bqex9-img/a1578633206897.jpg)
![](/library/book/tips/2021/av5bgp00000bqex9-img/a1623378983273.jpg)
「ヒトを含めた生き物は、皆、死ななくてはならない」ということを、生物学の観点からやさしく語る、『生物はなぜ死ぬのか』。
広大な宇宙や生命の起源から始まる、壮大で緻密なストーリーには、ヒトは死ぬために生まれてきたことを、納得させる強さがあります。
多様性、よりよいものが生まれるために死が必要であるということや、一口に生物といっても、様々な生き残り戦略があること等、日常生活ではあまり考えない視座。これらと哲学が自然に結び付く、興味深い本です。
広大な宇宙や生命の起源から始まる、壮大で緻密なストーリーには、ヒトは死ぬために生まれてきたことを、納得させる強さがあります。
多様性、よりよいものが生まれるために死が必要であるということや、一口に生物といっても、様々な生き残り戦略があること等、日常生活ではあまり考えない視座。これらと哲学が自然に結び付く、興味深い本です。
![](/library/book/tips/2021/av5bgp00000bqex9-img/a1623378996813.jpg)
『ダチョウはアホだが役に立つ』は、まさにタイトル通りの一冊。
ダチョウがいかにお馬鹿さんか、それなのにヒトにとっては物凄く役に立つ!
ということを、生物の研究と社会への還元、商品開発をからめて描いていきます。
何よりも、多くの人が「へー、そうなんだ…」で終わってしまうところを、なぜ? どうして? こうしたらどうなるだろう? と追及していく研究者の姿に、ポジティブなエネルギーを感じました。
ダチョウがいかにお馬鹿さんか、それなのにヒトにとっては物凄く役に立つ!
ということを、生物の研究と社会への還元、商品開発をからめて描いていきます。
何よりも、多くの人が「へー、そうなんだ…」で終わってしまうところを、なぜ? どうして? こうしたらどうなるだろう? と追及していく研究者の姿に、ポジティブなエネルギーを感じました。
生物はなぜ死ぬのか
小林武彦講談社
ダチョウはアホだが役に立つ
塚本康浩幻冬舎
友達0のコミュ障が「一人」で稼げるようになったぼっち仕事術
末岐碧衣アルファポリス
俺の上には空がある広い空が
桜井昌司マガジンハウス
アニメーションの女王たち
ナサリア・ホルトフィルムアート社
新しい手洗いのために
TOLTA素粒社
日本車は生き残れるか
桑島浩彰 、川端由美講談社
彼らはどこにいるのか
キース・クーパー河出書房新社
英文学教授が教えたがる名作の英語
阿部公彦文藝春秋
郵政腐敗 日本型組織の失敗学
藤田知也光文社
超入門カーボンニュートラル
夫馬賢治講談社
運気を引き寄せるリーダー 七つの心得
田坂広志光文社
注目の記事
-
07月23日 (火) 更新
本から「いま」が見えてくる新刊10選 ~2024年7月~
毎日出版されるたくさんの本を眺めていると、世の中の”いま”が見えてくる。新刊書籍の中から、今知っておきたいテーマを扱った10冊の本を紹介しま....
-
07月23日 (火) 更新
aiaiのなんか気になる社会のこと
アカデミーヒルズがお届けする新連載「aiaiのなんか気になる社会のこと」では、「社会課題」よりもっと手前の「ちょっと気になる社会のこと」に目....
-
07月01日 (月) 更新
【重要】「アカデミーヒルズ」閉館のお知らせ
「アカデミーヒルズ」は、2024年6月30日をもって閉館させていただくこととなりました。これまでのご利用ありがとうございました。閉館までの間....
現在募集中のイベント
-
開催日 : 08月28日 (水) 19:00~20:30
World Report 第9回 アメリカ発 by 渡邊裕子
いま世界の現場で何が起きているのかを、海外在住の日本人ジャーナリスト、起業家、活動家の視点を通して解説し、そこから見えてくるものを参加者の皆....
「米大学卒業式の注目スピーチから得られる学び」
-
開催日 : 07月31日 (水) 19:00~20:30
World Report 第8回 ウクライナ発 by 村山祐介
いま世界の現場で何が起きているのかを、海外在住の日本人ジャーナリスト、起業家、活動家の視点を通して解説し、そこから見えてくるものを参加者の皆....
移民・難民たちの新世界地図:ウクライナ発「地殻変動」一〇〇〇日の記録