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ピープル

信原幸弘(のぶはら・ゆきひろ)

東京大学 名誉教授 「人と情報のエコシステム」研究開発領域アドバイザー

プロフィール

信原幸弘

1954年生れ。専門は心の哲学。2017年に『情動の哲学入門』を刊行し、「情動が主役、理性は補佐役」であり、適切な情動こそが人間の生にとって最も重要だと論じる。これと関連して、批判的思考の「情動論的転回」を唱え、適切な情動を基盤とする「知的徳」が批判的思考を可能にすると主張。また、人生は情動を駆動力とする自己物語であり、この物語の善さが自己の生のウェルビーイングを決定するという物語的自己論を展開。総じて理性主義的人間観から情動論的人間観への転換を試みている。


著作書籍

考える脳・考えない脳

信原幸弘

講談社


関連講座

2021年03月

第5回 ポスト・トゥルースと科学:ファクトとナラティブ

科学技術振興機構HITE領域コラボ「混沌(カオス)を生きる」

第5回 ポスト・トゥルースと科学:ファクトとナラティブ
講座開催日:2021年03月26日 (金)

科学と感情の隔たりをどう埋めるか?科学の背景に敷かれた歴史的経緯にも注目しながら、それをどう受け入れ、理解のあり方はどうあるべきかを考えます。


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