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活動レポート

Who is Glenn Gould? グレン・グールドとは何者だ
〈エントランス・ショーケース展示〉

更新日 : 2022年11月08日 (火)
2022年はグレン・グールド生誕90年と没後40年の節目となる年。
グールドは幼少期から優れた才能を発揮し、クラシック音楽の世界で輝かしい功績を残しました。
そして現在でも様々なアーティストに影響を与え、世界的な人気を博しています。

今回はそんな稀代の音楽家に魅了された音楽ジャーナリスト、田中泰さんによるグールド愛に溢れた展示をご紹介します。
グレン・グールドの生涯
その生涯を「生誕~ニューヨーク・デビュー」「演奏活動引退まで」「引退後から晩年まで」の三つに分けて本展示では生前の生き生きとした写真とともにお楽しみいただけます。
真剣なまなざしでこちらを見つめる姿、演奏中に頭を悩ませるその表情、あるいはユーモア溢れる仕草…どれも貴重な一枚です。
グレン・グールドの愛用品
グレン・グールドは演奏のためのこだわりが多く、その個性的な人物像で有名でした。
自身の演奏用にカスタムしたピアノの椅子、そして帽子やコートなどの徹底した防寒具。
コンサートホールの環境が整っていないと演奏を拒否してしまう困った面もあったとか。
グレン・グールドの美学
バッハに傾倒していたというグレン・グールドはその芸術性を極限まで高めることに心血を注いでいます。
レコード会社に猛反対されながらも録音に挑んだバッハの名曲「ゴールドベルク変奏曲」を皮切りに大ヒットを次々と世に送り出します。
グレン・グールドの活動
本展示ではその熱狂的ファンのひとりである田中泰さんの貴重なコレクションを展示しています。られ、グレン・グールドの軌跡を知ることができます。文才にも優れていたグールドは演奏だけでなく、自身の本の中でもファンを楽しませる多才な人物でした。
グレン・グールド直筆の手紙も展示!
今回特別に、1969年にグレン・グールドからCBS・ソニーレコード宛てられた手紙も展示しています。 グールドの文章を目の前で見ることができる貴重なこの機会に、ぜひご覧ください。

グレン・グールドの世界観を今のわたしたちに伝えるものはたくさん遺されています。 聴取と心に訴える音楽、そしてその人物と人生を知ることができる執筆活動。背景や性格を知った上で作品に触れると、また違った感じ方ができるかもしれません。


企画・監修 田中泰(音楽ジャーナリスト/プロデューサー)

※開催は2023年3月下旬までを予定しています


今回の展示を監修された田中泰さんによる「初心者でもわかる! 田中泰の「楽しく学ぶクラシック講座」<入門編> 」を開催します。展示と共に、より深いクラシックの世界に触れてみるのはいかがですか?
皆さまのご参加をお待ちしています。
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