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活動レポート
メッセージの本質、スピーチの根本を考える
~石倉洋子のグローバル・ゼミ(GAS)2018 第5回目セッション~
活動レポートグローバル政治・経済・国際キャリア・人
更新日 : 2018年09月11日
(火)
Session 5:イニシャルアウトプット/ディスカッション実践編
講師:石倉 洋子(一橋大学名誉教授)
文/小林 麻実 写真/アカデミーヒルズ
開催日:2018年9月2日(日)
「家族や知人にどう思われるかを気にしないで、自分が本当にやりたいことをやりなさい。」
「大丈夫。あなたが心配するほど、あなたの未来は悪くない。」
「もっと自信を持って。あなた自身が、自分の人生の主導権を握って !」
これらは、"もし15歳の自分にアドバイスできるとしたら、何を言いますか? "というテーマでグローバル・ゼミ(GAS)2018参加者が英語でスピーチした内容です。驚くことに8割以上の方が、上記のように「他人に左右されるな。自分らしくあれ。」という同じメッセージを15歳の自分に伝えたいと考えていました。
「皆さんはなぜ、どのようにしてこのメッセージを考えましたか ? 15歳当時にそう感じていた ? それとも今振り返って言いたいことですか ? 」と、石倉洋子・一橋大学名誉教授は鋭く斬り込みます。
「大丈夫。あなたが心配するほど、あなたの未来は悪くない。」
「もっと自信を持って。あなた自身が、自分の人生の主導権を握って !」
これらは、"もし15歳の自分にアドバイスできるとしたら、何を言いますか? "というテーマでグローバル・ゼミ(GAS)2018参加者が英語でスピーチした内容です。驚くことに8割以上の方が、上記のように「他人に左右されるな。自分らしくあれ。」という同じメッセージを15歳の自分に伝えたいと考えていました。
「皆さんはなぜ、どのようにしてこのメッセージを考えましたか ? 15歳当時にそう感じていた ? それとも今振り返って言いたいことですか ? 」と、石倉洋子・一橋大学名誉教授は鋭く斬り込みます。
「今の自分が知っていることを、知らなかった自分に教えてあげようと思うから。当時できていなかったことを思い返した感じです。」とある受講生。「けれど皆のスピーチを聞いていると、"自分のアイデンティティをしっかり持て"という考え方自体が、15歳には分かりにくいかと思いました。」と別の受講生。
どんなメッセージを作るのか、それは何のためなのか、といったスピーチの根本に関わる議論が続いていきます。
それというのも、このGAS2018も第5回目を迎え、英語メッセージの表現方法については各自のレベルが上がってきたからでしょう。
15歳の自分の名前を呼びながら、しっかりと語りかける人。世界比較の統計データを見せながら、客観的に問題点を整理する人。スライドを上手く使いながら、キーワードや決めセリフを効かせる人・・・。これまでのGASで学んだことを踏まえて、それぞれが個性的でわかりやすいスピーチを行えるようになってきました。
どんなメッセージを作るのか、それは何のためなのか、といったスピーチの根本に関わる議論が続いていきます。
それというのも、このGAS2018も第5回目を迎え、英語メッセージの表現方法については各自のレベルが上がってきたからでしょう。
15歳の自分の名前を呼びながら、しっかりと語りかける人。世界比較の統計データを見せながら、客観的に問題点を整理する人。スライドを上手く使いながら、キーワードや決めセリフを効かせる人・・・。これまでのGASで学んだことを踏まえて、それぞれが個性的でわかりやすいスピーチを行えるようになってきました。
しかし石倉教授は、「スピーチをするだけなら誰でもできます。実際にどのように世界を変えていけるのか、実践してみましょう。」と言います。セッションの後半ではグループに分かれ、「15歳のための授業を作る」というプロジェクト課題に取り組むことになりました。
急ごしらえのチームで、ホワイトボードを囲みながら英語でディスカッションしていく受講生たち。その取り組み方も慣れたものです。
その結果、"15歳の子どもたちが自尊心を高めるためのプログラム"という方向性は同じでも、"世界中から参加できる"、"地元企業との結びつきを強める"という正反対のアプローチなど、それぞれに異なったプランを短時間で作り上げました。
そこへ「あなた達のチームの案のユニークな点は? "売り"は何?」と更に思考の深化が求められる石倉教授のコメントが繰り返されていきます。
次回はいよいよ最終回。この2週間でファイナル・アウトプットを作成することが伝えられ、秋の気配の感じられる第5回目のGASセッションは終了しました。
急ごしらえのチームで、ホワイトボードを囲みながら英語でディスカッションしていく受講生たち。その取り組み方も慣れたものです。
その結果、"15歳の子どもたちが自尊心を高めるためのプログラム"という方向性は同じでも、"世界中から参加できる"、"地元企業との結びつきを強める"という正反対のアプローチなど、それぞれに異なったプランを短時間で作り上げました。
そこへ「あなた達のチームの案のユニークな点は? "売り"は何?」と更に思考の深化が求められる石倉教授のコメントが繰り返されていきます。
次回はいよいよ最終回。この2週間でファイナル・アウトプットを作成することが伝えられ、秋の気配の感じられる第5回目のGASセッションは終了しました。
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