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「クリエイティブなアイディアとロジカルな構成力の関係」
石倉洋子のグローバル・ゼミ(GAS)2017 4回目セッション
活動レポートグローバル政治・経済・国際キャリア・人
更新日 : 2017年09月14日
(木)
Session 4:中間発表
講師:石倉 洋子(一橋大学名誉教授)
文/小林 麻実 写真/アカデミーヒルズ
開催日:2017年9月3日

「リアルプロジェクト」に取り組むグローバル・ゼミ (GAS) 2017。ゼミへの応募者の中から選抜された、海外経験豊富な社会人の参加者たちが、ディスカッションから発表までを全て英語で行う学びの場です。
2010年に開始され、今年で7期目を迎えました。これまでの卒業生は200名以上。「忙しい仕事の中で参加することは本当に大変でしたが、自分が変わってきました」。「一緒に苦労した人たち。ここで会った人。貴重な財産です」等のコメントを頂いてきたように、決して楽ではないからこそ、参加者の多くの方々に、強いインパクトを与えてきました。
2017年9月に開催された第4回セッションは、その中間発表。参加者による6つのチームが、3つの実在するクライアン ト(在日英国商業会議所、在日フィンランド商工会議所、トビタテ!留学JAPAN事務局)から現実に直面している課題を提示され、それへの解決策を提示します。
ファシリテータは、石倉洋子・一橋大学名誉教授です。国際的な経営コンサルティングファームで世界トップ企業の問題解決を行い、国内外での多くの会議等において、多様なパネリストから多くを引き出すモデレータも務め、高い評価を得られています。海外メディアからの取材や国際機関からの招待も多い、日本を代表するグローバルに活躍する日本人です。
2010年に開始され、今年で7期目を迎えました。これまでの卒業生は200名以上。「忙しい仕事の中で参加することは本当に大変でしたが、自分が変わってきました」。「一緒に苦労した人たち。ここで会った人。貴重な財産です」等のコメントを頂いてきたように、決して楽ではないからこそ、参加者の多くの方々に、強いインパクトを与えてきました。
2017年9月に開催された第4回セッションは、その中間発表。参加者による6つのチームが、3つの実在するクライアン ト(在日英国商業会議所、在日フィンランド商工会議所、トビタテ!留学JAPAN事務局)から現実に直面している課題を提示され、それへの解決策を提示します。
ファシリテータは、石倉洋子・一橋大学名誉教授です。国際的な経営コンサルティングファームで世界トップ企業の問題解決を行い、国内外での多くの会議等において、多様なパネリストから多くを引き出すモデレータも務め、高い評価を得られています。海外メディアからの取材や国際機関からの招待も多い、日本を代表するグローバルに活躍する日本人です。

今回の各チームの発表内容は、石倉教授の期待にかなわなかったようで、セッションのスケジュール自体が、かなり変更されました。
当初に予定されていた、個人別に事前提出されたビデオの講評の時間はかなり削られ、各チームへのコメントに多くの時間が割かれることになりました。加えて、ゼミの終了予定時刻を過ぎてからも、石倉教授と参加者の活発な質疑応答が続きました。
その両方で、重ねて話題となったのは、「クリエイティブなアイディアとは」、「ロジカルな構成力の意味」、「深くものを考える努力」です。
「GASの前半のセッションではロジカルに考える力の重要性が期待されましたよね。でもこのところのセッションでは、新しいものを作る力が要求されているようです。これは相反するように思えるのですが・・?」とは、もっともな参加者からの質問。
石倉教授は、「クライアントが思いつかない、新しいアイディアは必要です。ただ、こんなアイディアもありますよ、という思いつきなら誰でも言えますよね。現実にトライアルをやってみる。そしてロジカルにその問題点を考え、資金をどうするのかとか、相手側のメリットは何かということを深く考え、また表現するためにも、ロジカルな力が必要となるのです。」と答えられました。
終了後のアンケートに、「論理的に考えた方が、選択肢が広がるんですね」というコメントがあったように、石倉教授のメッセージは次第に浸透しているようです。
急遽、次回のセッションにはクライアントもお呼びすることになり、その前には各チームごとに早朝カウンセリングも行うことになりました。
参加者の状況によって、臨機応変にプログラムを変えていく石倉教授。次回のセッションは10月1日(日)に予定されています。
当初に予定されていた、個人別に事前提出されたビデオの講評の時間はかなり削られ、各チームへのコメントに多くの時間が割かれることになりました。加えて、ゼミの終了予定時刻を過ぎてからも、石倉教授と参加者の活発な質疑応答が続きました。
その両方で、重ねて話題となったのは、「クリエイティブなアイディアとは」、「ロジカルな構成力の意味」、「深くものを考える努力」です。
「GASの前半のセッションではロジカルに考える力の重要性が期待されましたよね。でもこのところのセッションでは、新しいものを作る力が要求されているようです。これは相反するように思えるのですが・・?」とは、もっともな参加者からの質問。
石倉教授は、「クライアントが思いつかない、新しいアイディアは必要です。ただ、こんなアイディアもありますよ、という思いつきなら誰でも言えますよね。現実にトライアルをやってみる。そしてロジカルにその問題点を考え、資金をどうするのかとか、相手側のメリットは何かということを深く考え、また表現するためにも、ロジカルな力が必要となるのです。」と答えられました。
終了後のアンケートに、「論理的に考えた方が、選択肢が広がるんですね」というコメントがあったように、石倉教授のメッセージは次第に浸透しているようです。
急遽、次回のセッションにはクライアントもお呼びすることになり、その前には各チームごとに早朝カウンセリングも行うことになりました。
参加者の状況によって、臨機応変にプログラムを変えていく石倉教授。次回のセッションは10月1日(日)に予定されています。
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