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Take a position! (立場をはっきりさせて!)
第1ターム2回目のセッションはTPP問題を英語で議論
更新日 : 2012年02月22日
(水)
[Global Agenda Seminar 2012 開催レポート]
第1ターム:世界の中の日本 ~Japan's survival in the struggle for global dominance~
ゲスト講師:渡部恒雄(東京財団 ディレクター(政策研究)/上席研究員)
ファシリテーター:石倉洋子(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授)
文/小林麻実 写真/スクール事務局
日本のTPP(Trans-Pacific Partnership)への参加については、国内で大変大きな話題となってきました。マスメディアで取り上げられ、政策の論点となり・・・
あなたはどう考えていますか? と訊ねられても、多様な影響のあるこの問題について、即答できる人は少ないのではないでしょうか。
しかも、英語で議論して下さいと言われたら・・?
グローバルアジェンダゼミナール(GAS)では、このような問いが、参加者全員に次々と投げかけられ、それぞれが独自の考えを話すことが求められます。
あなたはどう考えていますか? と訊ねられても、多様な影響のあるこの問題について、即答できる人は少ないのではないでしょうか。
しかも、英語で議論して下さいと言われたら・・?
グローバルアジェンダゼミナール(GAS)では、このような問いが、参加者全員に次々と投げかけられ、それぞれが独自の考えを話すことが求められます。

東京財団・政策研究事業ディレクター兼上席研究員、渡部恒雄氏

メイン・ファシリテーターの石倉洋子氏

"中国”、"日本"、"米国"という三か国を代表する立場が割り振られ、それぞれのチームごとに各国と議論。
2012年2月5日(日)のセッションでは、TPP問題をめぐり、全参加者に、"中国”、"日本"、"米国"という三か国を代表する立場が割り振られ、それぞれのチームごとに各国と議論するというディスカッションが行われました。
「Take a position! (立場をはっきりさせて ! )」と、白熱する議論のモデレータを務めるのは、石倉洋子・慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。石倉教授のリードと他の参加者からの質疑によって、発言者がより意見を深化させていくことが、頻繁にみられました。
ふだんの自分とは敢えて違う立場に立ち、意見を述べることは、まさに「世界の中の日本」というグローバルアジェンダゼミナール(GAS)第1タームのテーマを身を持って体験する経験になります。
ゲスト講師の渡部恒雄氏(東京財団上席研究員)からは、国際政治の現場からのリアルなコメントを頂き、参加者は、各人の主張をうまくロジックにはまるようストーリーを作り、聴衆の心情的な賛同も得られるように戦略的に議論を進めていきます。
興味深かったのは、「このようなロールプレイ/ディスカッションを実際に行ってみたことによって、あなたの意見は変化したか?」という石倉教授の問いかけ。
事前リサーチ等や個人的な経験によって作られていた自分の考えが、他の参加者や講師との議論によって変化していくという実感を得たことは、セッション参加の醍醐味のように感じられました。
次回はいよいよ最終回。
修了レポートの作成と発表に向けて、参加者は一層の努力を求められました。
「Take a position! (立場をはっきりさせて ! )」と、白熱する議論のモデレータを務めるのは、石倉洋子・慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。石倉教授のリードと他の参加者からの質疑によって、発言者がより意見を深化させていくことが、頻繁にみられました。
ふだんの自分とは敢えて違う立場に立ち、意見を述べることは、まさに「世界の中の日本」というグローバルアジェンダゼミナール(GAS)第1タームのテーマを身を持って体験する経験になります。
ゲスト講師の渡部恒雄氏(東京財団上席研究員)からは、国際政治の現場からのリアルなコメントを頂き、参加者は、各人の主張をうまくロジックにはまるようストーリーを作り、聴衆の心情的な賛同も得られるように戦略的に議論を進めていきます。
興味深かったのは、「このようなロールプレイ/ディスカッションを実際に行ってみたことによって、あなたの意見は変化したか?」という石倉教授の問いかけ。
事前リサーチ等や個人的な経験によって作られていた自分の考えが、他の参加者や講師との議論によって変化していくという実感を得たことは、セッション参加の醍醐味のように感じられました。
次回はいよいよ最終回。
修了レポートの作成と発表に向けて、参加者は一層の努力を求められました。
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