記事・レポート
最優秀者のプライズは、最高の“機会”
-[グローバル・アジェンダ・ゼミナール]がついに最終回
活動レポート政治・経済・国際環境
更新日 : 2010年12月15日
(水)
アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート
グローバル・アジェンダ・ゼミナール
開催日:2010年12月4日(土)
アドバイザリーボード:竹中平蔵(アカデミーヒルズ理事長/慶應義塾大学教授 グローバルセキュリティ研究所所長)、黒川清(政策研究大学院大学教授/特定非営利活動法人日本医療政策機構 代表理事)
講師:石倉洋子(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授)
文/小林麻実

審査をする石倉、黒川、竹中の3先生方。

最優秀者はどのゼミ生の手に?

懇親会では実際に難民の方を受け入れているミャンマー家庭料理の店『メイ』の料理が振る舞われました。

記念撮影。1年間、お疲れさまでした!
2010年1月に開講した、Global Agenda Seminar(グローバル・アジェンダ・ゼミナール)がついに最終回を迎えました。
フィナーレは参加生が一年をかけて取り組んできた個人プロジェクトの優秀者によるプレゼンテーションと、賞品授与式となりました。
ゼミ参加生は、様々なゲスト講師を招いて行われるグローバル・イシューをテーマにした各回のゼミのために、膨大な英文資料を読み込み、自分の考えをまとめ、課題解決策を英文で提出し、スタディグループでの自主的な勉強会を開く。といったことを繰り返してきました。
さらには合間をぬって、それぞれひとりひとりが問題意識を持つテーマについて、現実的な解を提案する個人プロジェクトにも取り組まなければなりませんでした。これは社会の第一線で活躍中のGlobal Agenda Seminar生にとって、時間的、エネルギー的にもかなりの負担となり、無理をしなくてはできないことです。
早朝7時からの個別カウンセリングを行う等、個人のプロジェクトを支えるために各自の成長を支援してきたのは、ほかでもない石倉洋子・一橋大学大学院教授でした。結果、石倉教授のもとに届いた個人プロジェクトの最終英文レポートは、どれも充実したズシリと重みを感じさせるものになりました。
12月4日(土)のGlobal Agenda Seminar最終回には、その中から選ばれた7名がレポートのプレゼンテーションを行いました。石倉教授とともに、Global Agenda Seminarのアドバイザリーボードである竹中平蔵・慶應義塾大学教授と、黒川清・政研究大学院大学教授が鋭い質問を各登壇者に行い、プレゼンターは必死で切り返します。
—−この攻防はじめ、プレゼンテーション自体が全て英語で行われることにも、この一年の間ですっかりお馴染みとなりました。−−
そして選ばれたプロジェクトは、日本から世界への提言として、日本企業や世界の人々の力を巻き込む素晴らしいプラン。Global Agenda Seminarにゲスト講師として来て下さった各団体の方々が、口ぐちに問題点とされていた資金面の問題を、現実的に解決しようというプロジェクトです。
このプロジェクトを進めている最優秀者には、本セミナーをサポートする、世界経済フォーラム(ダボス会議等の主催機関)から、2011年にインドネシアで開催する会議への参加権が贈られました。
竹中教授から、「これはかなり高位の政府関係者でも、なかなか出席できない貴重な機会。ぜひ多くを学んできてほしい」とのコメントが。
グローバルに羽ばたく貴重な機会の提供が最高位の報奨となるのは、Global Agenda Seminarの精神を表しています。トップクラスのゲスト講師や著名なアドバイザリーボードと親しく言葉を交わし、志ある仲間と出会えたGlobal Agenda Seminar。厳しくも、全力でこれを指導された石倉教授への拍手は、やむことがありませんでした。
『何しろ試してみる。良いアイディアがあったら、何とか実践できるようにいろいろな方法をあたる。困難があってもあきらめず最後までDeliverする』
最終回の感想として石倉教授がブログに書かれていたメッセージ。ゼミ生たちと石倉教授が一年に渡る濃密な活動を通して体験してきたことは、多くの実りとなったようです。
フィナーレは参加生が一年をかけて取り組んできた個人プロジェクトの優秀者によるプレゼンテーションと、賞品授与式となりました。
ゼミ参加生は、様々なゲスト講師を招いて行われるグローバル・イシューをテーマにした各回のゼミのために、膨大な英文資料を読み込み、自分の考えをまとめ、課題解決策を英文で提出し、スタディグループでの自主的な勉強会を開く。といったことを繰り返してきました。
さらには合間をぬって、それぞれひとりひとりが問題意識を持つテーマについて、現実的な解を提案する個人プロジェクトにも取り組まなければなりませんでした。これは社会の第一線で活躍中のGlobal Agenda Seminar生にとって、時間的、エネルギー的にもかなりの負担となり、無理をしなくてはできないことです。
早朝7時からの個別カウンセリングを行う等、個人のプロジェクトを支えるために各自の成長を支援してきたのは、ほかでもない石倉洋子・一橋大学大学院教授でした。結果、石倉教授のもとに届いた個人プロジェクトの最終英文レポートは、どれも充実したズシリと重みを感じさせるものになりました。
12月4日(土)のGlobal Agenda Seminar最終回には、その中から選ばれた7名がレポートのプレゼンテーションを行いました。石倉教授とともに、Global Agenda Seminarのアドバイザリーボードである竹中平蔵・慶應義塾大学教授と、黒川清・政研究大学院大学教授が鋭い質問を各登壇者に行い、プレゼンターは必死で切り返します。
—−この攻防はじめ、プレゼンテーション自体が全て英語で行われることにも、この一年の間ですっかりお馴染みとなりました。−−
そして選ばれたプロジェクトは、日本から世界への提言として、日本企業や世界の人々の力を巻き込む素晴らしいプラン。Global Agenda Seminarにゲスト講師として来て下さった各団体の方々が、口ぐちに問題点とされていた資金面の問題を、現実的に解決しようというプロジェクトです。
このプロジェクトを進めている最優秀者には、本セミナーをサポートする、世界経済フォーラム(ダボス会議等の主催機関)から、2011年にインドネシアで開催する会議への参加権が贈られました。
竹中教授から、「これはかなり高位の政府関係者でも、なかなか出席できない貴重な機会。ぜひ多くを学んできてほしい」とのコメントが。
グローバルに羽ばたく貴重な機会の提供が最高位の報奨となるのは、Global Agenda Seminarの精神を表しています。トップクラスのゲスト講師や著名なアドバイザリーボードと親しく言葉を交わし、志ある仲間と出会えたGlobal Agenda Seminar。厳しくも、全力でこれを指導された石倉教授への拍手は、やむことがありませんでした。
『何しろ試してみる。良いアイディアがあったら、何とか実践できるようにいろいろな方法をあたる。困難があってもあきらめず最後までDeliverする』
最終回の感想として石倉教授がブログに書かれていたメッセージ。ゼミ生たちと石倉教授が一年に渡る濃密な活動を通して体験してきたことは、多くの実りとなったようです。
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