六本木ヒルズライブラリー

『乗ってはいけない航空会社』出版記念セミナー
-元JALのジャンボ機キャプテン 杉江 弘氏が語る世界の航空会社の安全性-

【ゲスト】杉江 弘(元日本航空機長)
【モデレーター】太田 弘(慶應義塾普通部教諭)

ライブラリーイベント

【ライブラリーメンバー対象】 
※「マイページ」よりお申し込みください。

日時

2016年12月13日 (火)  19:00~20:30
終了しています

内容

【概要】
 杉江 弘氏((現在、航空評論家、エッセイスト)は前回の「1万メートルからの絶景」のライブラーイベント(2014年6月)から2年半を経て、この秋、最近のご著書「乗ってはいけない航空会社」(2016年10月 双葉社)を執筆されました。

 先日も上映された機長の高い技能で乗客全員の命が救われた映画「ハドソン川の奇跡」が多くの感動を呼び起こしています。機長の40年に及ぶDC-8機のアナログ時代から、最新のハイテクの時代の操縦まで総飛行時間数 2万時間を越すフライト経験からエンブライエル170までのご経験を踏まえ、世界の「空の安全」についての幅広いお話をお聞きします。





【スピーカー】杉江 弘 (すぎえ ひろし)

1946年、愛知県生まれ。
 慶應義塾大学法学部卒業後、1969年日本航空入社。DC-8型機長を経て、ジャンボ機(B747型)機長としてオセアニア、東南アジア、中国、米州線に乗務し、2008年10月JAL退職。その後、ジェイエアーで最新のジェイエアーで最新のハイテク機エンブライエル170に乗務後、2011年10月退職。総飛行時間数は 21,000時間(2012年12月)を誇る名物機長。2002年10月、10,000時間無事故表彰を受け、2011年には「ジャッボ機の飛行時間世界一」でボーイング社から表彰、記念品を贈呈された。JAL在籍時代には主席運行乗務員、安全推進部監査役を歴任。公私にわたり50カ国以上を訪問し、外国と日本との文化の違いを肌で感じる国際人。鉄研三田会会員、日本エッセイスト・クラブ会員。

 航空に関する著書には「1万メートルからの地球絶景」、「機長の告白—生還へのマニュアルー」、「機長の失敗学」(以上講談社)、「機長が語るヒューマン・エラーの真実」(ソフトバンク新書)、「ジャンボと飛んだ空の半世紀“世界一”の機長が語るもうひとつの航空史」(交通新聞新書)、「危ういハイテク機とLCCの真実」(扶桑社)、「マレーシア航空機はなぜ消えた」(講談社)、「空のプロの仕事術 チームで守る航空の安全」(交通新聞社)、「747ジャンボ物語—誕生からダッシュ8まで栄光の半世紀」(JTBパブリッシング)など著作多数。

ホームページ:http://captain-sugie.com
 

【モデレーター】太田 弘(おおた ひろし)

1955年大阪市生まれ。
フェリス女学院大学国際交流学部講師。大阪府立住吉高校卒、ゲストの杉江 弘氏も同窓。横浜国立大学院(教育学修士・学術博士)。専門は地図教育、地図学、地理教育。アカデミーヒルズ ライブラリーメンバー、メンバーズ・コミュニティー「天空のマップカフェ」副代表。1990年から96年まで慶應義塾ニューヨーク学院勤務で米国ニューヨークに在住。慶應義塾大学教養研究センター所員を兼務。2004年、NHK教育テレビ:「わくわく授業」、2014年にテレビ朝日「Qさま」に出演。2008年、国土地理院功労賞、2010年に地図・GIS教育で国土交通大臣賞を受賞。日本国際地図学会 評議員、サブカルトグラフィー専門部会主査。日本地理学会会員、地理教育学会評議員、「地図・地理検定」委員会委員、日本学術会議 地理教育分科会 地図・GIS小委員会委員。地図を「身近な知的生活のツール」として一般に向け易しく紹介する「マップミュニケーター」。主な著書:「ニューヨーク都市地図集成」(柏書房)、「航空図のはなし」、(成山堂書店)、「地球診断」(講談社)ほか、教科書中学校社会科地図帳(帝国書院)など教科書も執筆。(講談社)、『探偵コナン「地図の謎」』(小学館)を監修する。