六本木ヒルズライブラリー

慶應SFCのスタートアップ実例から学ぶ「成功する起業のエッセンス」③ 

【第3回ゲストスピーカー】 向田 麻衣(株式会社Lalitpur(ラリトプール)代表)
【ファシリテーター】 廣川 克也(SFCインキュベーションマネージャー)

ライブラリーイベント

【六本木/アークヒルズ/平河町ライブラリーメンバー対象】
※マイページよりお申込みください。
※同伴者はご参加いただけません。

日時

2016年02月29日 (月)  19:30~21:00 
終了しています

内容

【概要】

3回のシリーズで開催しています
「SFCのスタートアップ実例から学ぶ『成功する起業のエッセンス』」は、
SFC卒業生の起業家・創業者をゲストに迎え、
特に、なぜこれらの事業が顧客やマーケットから評価され、
成長を図っているのかについて、
ここでしか語られないエッセンスを深堀りしていきます。

参加者との議論の時間も設け、社会的グッドインパクトを与える
事業の立ち上げについて学ぶ機会といたします。


【第3回】
 ゲストスピーカー:向田 麻衣(株式会社Lalitpur(ラリトプール)代表)
 対談テーマ:「諦めない」ということについて

今回は「諦めない」ということについて取り上げたいと思います。
成功と失敗を分けるのは、「成功するまで諦めないことだ」と言われることがあります。
これは一見真実なのですが、実際の道のりは遠く、簡単なことではありません。

ところで、「諦める」の語源をあたると仏教用語で「あきらむ=明らむ」であり、
これは「明らかにする」「心理・道理がわかる」と言う意味です。
つまり、自分の思いを断ち切ったり、願い事が叶わなかったりすることではなく、
本来は真実や正解に近づくことを意味します。
ここに、事業を起こす意味、続ける意味があるように思います。

今回は度重なる困難や壁にぶつかっても志を”諦めず”、
ネパールの女性達とビジネスを展開している向田さんにお越しいただき、
「諦める ・諦めない」をテーマにディスカッションしたいと思います。
「苦渋の選択」ではなく、迷わずに流れを作り続けることや、
合流してきたものや人と共鳴しあってさらに太く大きな流れになることなど、
みなさまにも向田流ポジティブシンキングを体感していただきます。
起業を目指す方もそうでない方も、是非ご参加ください。

【ファシリテーター】
 廣川 克也 氏(SFCインキュベーションマネージャー)



【慶應SFCのスタートアップ実例に学ぶシリーズについて】
SFCとは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの略称で、
1990年に神奈川県藤沢市の緑豊かな地に開設されました。

当時の画一的な大学教育の在り方からいち早く脱却し、
新しいスタイルの語学教育や入試制度の改革、
24時間キャンパスなど多様なアイデアを取り入れ、
後に多くの大学が、その新しい取り組みに追従しました。

その開設から25年が経った今、SFCの社会での評価は大きく分かれますが、
今活躍する社会起業家の多くがSFCの卒業生であるというのも事実です。
その特徴でもある起業家マインドはどのように培われたのか?
起業の成功スパイラルとは?
SFC卒業生の起業家・創業者をゲストに迎え、起業に至る前の着目点や、
起業や経営に関する様々な経験や知識を語っていただくセミナーです。








向田 麻衣 (むかいだ まい)氏 プロフィール

株式会社Lalitpur(ラリトプール)代表

高校在学中にネパールを訪問し、女性の識字教育を行うNGOに参加。大学在学中は社会学者 小熊英二氏の研究室にて社会学を学ぶ。2008年8月よりトルコにて6ヶ月間のフィールドワークを行った後、2009年にCoffret Project(コフレ・プロジェクト)の活動を開始。

現在までに約5000点の化粧品をネパール、トルコ、インドネシア、フィリピンに届け、延べ1500人の女性達に化粧ワークショップを通じて女性が本来持っている自信や尊厳を取り戻すきっかけ作りを行う。

2010年からは活動の拠点をネパールに絞り、2012年は職業訓練を実施。2013年5月にネパール発のナチュラル化粧品ブランドLalitpur(ラリトプール)をスタートし、ネパールの人身売買被害者の女性の雇用創出と自尊心の回復に取り組んでいる。

エイボン女性年度賞受賞
ソトコト ロハスデザイン賞 ヒト部門 大賞受賞
第4回ユースリーダー賞 受賞 等

廣川 克也 (ひろかわ かつや)氏 プロフィール

SFCインキュベーションマネージャー
1993年上智大学経済学部卒業、同年住友銀行入行。
1998年通商産業省(財)VECへ出向、債務保証審査事業、全国新規事業発展基盤調査事業、起業家精神涵養教材開発事業等に従事。
2000年7月銀行復帰、成長企業取引推進担当となり、ベンチャー企業、株式公開志向企業に対する将来性評価による融資業務を担当。
2004年1月同行退職、同年2月より北海道大学知的財産本部着任。
2005年12月より慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスインキュベーションマネージャーとして着任、起業家に対する事業計画作成、資金調達、販路拡大支援等を実施。
2008年4月よりKIEPコンソーシアム事務局長を兼任(2013年3月末まで)。2009年学生ビジネスプランコンテスト世界大会に慶應チームのアドバイザーとして参加、世界一を獲得。
2013年4月より財団法人SFCフォーラム事務局長就任。