六本木ヒルズライブラリー

今読むべき新刊書籍12冊 -2022年9月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?

ほんとうの定年後あなたはどこで死にたいですか?』など、新着本からお薦め書籍をご紹介します。 




たとえ仕事をリタイアしても、人生100年時代の今、 一昔前の人のように趣味や旅行に時間を使ってのんびりしただけの生活をしたいわけではない。では何をするのか?

そもそも、年金もアテにならなそうだから、 もっと貯金しておかなければいけないのかな…?

"なんとなく心配" を煽るようなメディアの報道を見ていると、リタイア後は、健康もお金も生きがいも、難しいもののように思えてしまいます。

『ほんとうの定年後』の著者は、データ・統計を駆使して、"以外とそんなに心配しなくていい" と語りかけます。キーワードは "小さな仕事" 。
これまでとは違う視点でシニア生活を考えられるでしょう。

と同時に、「うまくいく場合はいいけれど、ほんとうに大丈夫かな?」と、読みながら思う場面もでてきました。

たとえば、国の介護制度など、どうなっているのだろう?
何だか複雑すぎて、よくわからない。。。

『あなたはどこで死にたいですか?』には、セーフティネットであるべき介護保険制度の実情が現場目線で描かれています。

どちらの本が正しいかということでなく、自分自身にとって必要な情報とインサイトを得るために、両方併せて読んでよかった。

——と思っていたところ、「誰にもあてはまる正解はないかもしれません」という新刊告知が。

『わたしが、認知症になったら』は、この稿を執筆時点ではまだ発売前なのですが、両親が二人とも認知症になった私としては、目次だけでも知りたいことばかり。 注目の一冊です。
 
(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実



ほんとうの定年後—「小さな仕事」が日本社会を救う

坂本貴志
講談社

あなたはどこで死にたいですか?—認知症でも自分らしく生きられる社会へ

小島美里
岩波書店

世界は五反田から始まった

星野博美
ゲンロン

道具としてのファイナンス

石野雄一
日本実業出版社

農家はもっと減っていい

久松達央
光文社

教養としての決済

ゴットフリート・レイブラント
東洋経済新報社

英語は決まり文句が8割

中田達也
講談社

ダボスマン

ピーター・S.グッドマン
ハーパーコリンズ・ジャパン

ウクライナ現代史

アレクサンドラ・グージョン
河出書房新社

人生はそれでも続く

読売新聞社会部「あれから」取材班
新潮社

陰の戦争

エリザベス・ヴァン・ウィー・デイヴィス
中央公論新社

老神介護

劉慈欣
KADOKAWA