六本木ヒルズライブラリー

今読むべき新刊書籍12冊 -2022年8月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?

ストーリーが世界を滅ぼすそっか、日本と韓国って、そういう国だったのか』など、新着本からお薦め書籍をご紹介します。 




「私たちを狂わせ残酷にしているのはソーシャルメディアではなく、ソーシャルメディアが拡散する物語である。」

人間の気持ちを高ぶらせ、信念を生み、行動の基となるのは、私たちが知らず知らずに影響を受けている、物語、ストーリーであることを、著者は豊富な事例で語っていきます。

「物語好き」に生まれ付いた人類は、どうしても社会の分断を生む方向に行ってしまうのか…?

しかしそれもまた、一つの物語では? という読み手の疑問をも圧倒する、著者の危機感の大きさに、思わず引きずり込まれてしまいます。
様々なファクトの中から、集団的・民族的に人々がそれぞれの物語、記憶を作り出して、分断や対立を生むようになってしまうということは、長い歴史を持つ隣国同士ではよくあること。

そう指摘するのは京都生まれの在日韓国人で、海外でMBAを取得し、グローバル企業で働いてきた著者。

"墓を掘り起こしてでも、過去の間違いを正したい" 志向を持ち、外国に対してではなく、同国人相手にもそのように主張することを好む韓国の文化からすれば、"何でも水に流したい、白黒つけずに対立を回避したい" 日本文化は、あまりにも違和感のあるものかもしれません。

「韓国の人達が何に怒っているのか、やっとわかった」と思う方もいるでしょう。
参照される膨大な資料と、グローバルなセンスが、新しい視点を生み出します。
 
(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実



ストーリーが世界を滅ぼす

ジョナサン・ゴットシャル
東洋経済新報社

そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。

ムーギー・キム
東洋経済新報社

GE帝国盛衰史

トーマス・グリタ、テッド・マン
ダイヤモンド社

マッピング思考

ジュリア・ガレフ
東洋経済新報社

生命の大進化40億年史

土屋健
講談社

戦略的ビジネス文章術

野上英文
BOW&PARTNERS

外国人集住団地

岡崎広樹
育鵬社

グランゼコールの教科書

ジャン=フランソワ・ブラウンスタン、ベルナール・ファン
プレジデント社

サンマデモクラシー

山里孫存
イースト・プレス

日本で治療薬が買えなくなる日

五味洋治
宝島社

6カ国転校生ナージャの発見

キリーロバ・ナージャ
集英社インターナショナル

アウシュヴィッツのお針子

ルーシー・アドリントン
河出書房新社