六本木ヒルズライブラリー
今読むべき新刊書籍12冊 -2020年8月-
「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?
新着本からお薦め書籍をご紹介します。
新型コロナウイルス(COVID-19)の根絶を諦めず、徹底的な検査と隔離の実施により、新規感染者数をゼロにし続ける国の一つに、台湾があります。
なぜそれが可能なのか ?
2003年に経験したSARSからの反省や、卓越した政治家等のリーダーシップを指摘する声は多く挙がってい ました。
が、それらだけに答えを求めるのではなく、広範な視点で、社会の成り立ちを含めた全体像を描こうとする本書。
日本や欧米の多くの国の失敗を知る読者にとっては、「当たり前のことをきちんとやる」、台湾の姿が眩しいものに映ります。
台風、豪雪、集中豪雨。
最近は頻繁に起こるようになってきたと感じてはいても、その理由までは、はっきりわからない人が大半ではないでしょうか。
『激甚気象はなぜ起こる』は、地球温暖化が引き起こす激甚気象を丁寧に解説。
猛暑や豪雨はどのように発生するのか? 予測できるのか? といった点から、それらが引き起こす災害との対処の仕方まで、最先端の気象学者の視点から学ぶことができます。
「話を聞かせてくれれば、運賃はいりません」。
中国で一般の人々のストーリーを聞くために、そんなタクシーを始めた米・公共ラジオの特派員。
彼らの話をただ聞くだけではなく、追加取材を行い、海外にまで乗客を追いかけていく姿は、この本をただのルポやノンフィクションではなく、ジャーナリズム分野の一とすることに成功しています。
なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか
野嶋剛育鵬社
激甚気象はなぜ起こる
坪木和久新潮社
上海フリータクシー
フランク・ラングフィット白水社
時のきざはし
立原透耶新紀元社
危険人物をリーダーに選ばないためにできること
ビル・エディプレジデント社
お金の減らし方
森博嗣SBクリエイティブ
動きだした時計
小松みゆきめこん
先端医療と向き合う
��島次郎平凡社
翻訳の授業
山本史郎朝日新聞出版
世紀の大博打
ベン・メズリック文藝春秋
「第三者委員会」の欺瞞
八田進二中央公論新社
沖縄から貧困がなくならない本当の理由
樋口耕太郎光文社
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