六本木ヒルズライブラリー
書 籍
今読むべき新刊書籍12冊 -2018年4月-
「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ライブラリー。今月届いた本は何?
新着本からお薦め書籍をご紹介します。

グローバルな外資系組織/人事コンサルティングファームの日本代表をはじめ、様々な企業のトップを務めてきた柴田励司氏。アカデミーヒルズのライブラリーメンバーには、メンバー向けセミナー等でお馴染みですね。
氏の新著『もしかしてブラック上司?』には、上司が良かれと思ってやっている事の多くが、部下からすれば "ブラック" に受け取られてしまうというミスマッチな事例が描かれています。
そんなつもりはないのに、昭和の感覚がまだ残っている上司世代と、SNS等によって承認欲求を高めてきた部下世代の意識の差は大きい、という指摘は大変重要です。そしてその解決法として「上司の仕事で一番大事なのは、部下のために時間を作ること」と言い切れるのも、柴田氏だからこそ。
「昇進とか別にいいですから」というスタッフに何を言えばいいのか?
日本と海外の両方の実際の現場を熟知した、稀な知恵がギュッと凝縮されています。
氏の新著『もしかしてブラック上司?』には、上司が良かれと思ってやっている事の多くが、部下からすれば "ブラック" に受け取られてしまうというミスマッチな事例が描かれています。
そんなつもりはないのに、昭和の感覚がまだ残っている上司世代と、SNS等によって承認欲求を高めてきた部下世代の意識の差は大きい、という指摘は大変重要です。そしてその解決法として「上司の仕事で一番大事なのは、部下のために時間を作ること」と言い切れるのも、柴田氏だからこそ。
「昇進とか別にいいですから」というスタッフに何を言えばいいのか?
日本と海外の両方の実際の現場を熟知した、稀な知恵がギュッと凝縮されています。

今や私たちの生活に、その存在を意識しないほど入り込んでいるYouTube。これで生計を立てているユーチューバーによる本社の銃撃事件は、記憶に新しいものです。ー何故そんなことが起こったのか?
YouTubeが存在する以前、私たちがどんな映像を見るかは、テレビ局やハリウッドの「エライ人」が決めていました。それが現在では、そのような一部の人が想像できる範囲を超えた、多種多様な動画が発信されるようになっています。この変化は何を意味するの? について考えさせるのが本書。
YouTubeの視聴者の方がテレビよりも多いのに、その大半が10-20代なため、大人である私たちには影響力の大きさが見え難くなっています。
教育ビデオ、政治への影響、多様性の進展、経済価値とコミュニティの創出等、YouTubeがまさに革命的に変えてしまった例を見ていると、まさに「日本で起きていることは、まだ序章に過ぎない」ことが実感できるでしょう。
YouTubeが存在する以前、私たちがどんな映像を見るかは、テレビ局やハリウッドの「エライ人」が決めていました。それが現在では、そのような一部の人が想像できる範囲を超えた、多種多様な動画が発信されるようになっています。この変化は何を意味するの? について考えさせるのが本書。
YouTubeの視聴者の方がテレビよりも多いのに、その大半が10-20代なため、大人である私たちには影響力の大きさが見え難くなっています。
教育ビデオ、政治への影響、多様性の進展、経済価値とコミュニティの創出等、YouTubeがまさに革命的に変えてしまった例を見ていると、まさに「日本で起きていることは、まだ序章に過ぎない」ことが実感できるでしょう。
(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実)
もしかしてブラック上司? ブラック上司とホワイト上司の差は紙一重
柴田励司ぱる出版
YouTube革命—メディアを変える挑戦者たち
ロバート・キンセル : マーニー・ペイヴァン文藝春秋
PROFIT FIRST お金を増やす技術—借金が減り、キャッシュリッチな会社に変わる
ミカロウィッツ,マイク【著】:近藤 学【訳】ダイヤモンド社
世界まちかど地政学
藻谷浩介毎日新聞出版
ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち
ピョートル・フェリクス・グジバチ大和書房
会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。
青野慶久PHP研究所
漂流するトモダチ
田井中雅人 : エィミ・ツジモト朝日新聞出版
誰もが嘘をついている—ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性
セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ : 酒井泰介光文社
リンカーンのように立ち、チャーチルのように語れ—聞く者の魂を揺さぶるスピーチテクニック21
ジェームズ・ヒュームズ : 寺尾まち子海と月社
ジハード大陸—「テロ最前線」のアフリカを行く
服部正法白水社
図解でわかる!ファシリテーション
松山真之助秀和システム
雇用は契約—雰囲気に負けない働き方
玄田有史筑摩書房
注目の記事
-
11月21日 (火) 更新
六本木アートカレッジ
2022-2023年の六本木アートカレッジ <未来を拡張するゲームチェンジャー>」では、新しい価値を生み出す5名のゲストを招き、トークイベン....
<未来を拡張するゲームチェンジャー>イベントレポート
-
11月21日 (火) 更新
動的書房 ~生物学者・福岡伸一の書棚
目利きの読み手でもある生物学者の福岡伸一が、六本木ヒルズライブラリーのために、特別に選んだ“これだけは読んでおきたい本”“ いま読むべき本”....
-
11月21日 (火) 更新
もっとも書物らしい書物—西洋中世写本の魅力に触れる書籍案内
今回は「もっとも書物らしい書物—西洋中世写本の魅力に触れる書籍案内」と題し、手書きから印刷、そしてデジタルへと変遷してきた「書物」の歴史を辿....
現在募集中のイベント
-
開催日 : 12月13日 (水) 19:30~21:00
World Report 第6回 アメリカ発 by 渡邊裕子
いま世界の現場で何が起きているのかを、海外在住の日本人ジャーナリスト、起業家、活動家の視点を通して解説し、そこから何が見えるのかを参加者の皆....
「投開票まであと1年!米国大統領選挙を読み解く」
-
開催日 : 12月06日 (水) 18:30~20:00
シリーズ「編集者の視点〜時代を共に創る〜」
本の背景にあるストーリーから仕事のエッセンスを学ぶ「編集者の視点」シリーズ。第5回ゲストは、日本の翻訳出版界のマーケットシェア60%を占める....
第5回 世界とつながる共通言語を求めて
-
開催日 : 12月08日 (金) 18:30~20:00 読書体験会 第3回 / 09月13日 (水) 18:00~19:30 トークイベント ※終了いたしました / 10月18日 (水) 18:30~20:00 読書体験会 第1回 ※終了いたしました / 11月13日 (月) 18:30~20:00 読書体験会 第2回 ※終了いたしました
『スマホ時代の哲学』読書体験会
スマホ時代の課題を哲学の視点を使って考えていく本書『スマホ時代の哲学〜失われた孤独をめぐる冒険〜』。著者の哲学者・谷川嘉浩さんと、人材・組織....